ニキビ治療の“ローション”に禁止薬物…今村優香 3か月の資格停止処分

  • 青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会
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ニキビ治療の“ローション”に禁止薬物…今村優香 3か月の資格停止処分

2014.08.19 更新

<秋季リーグ戦は第2週から出場>
女子部の今村優香(文・比較芸術学科3年)がドーピング違反(禁止薬物使用)で6月16日から3か月間の資格停止処分を受けました。全日本メンバーの今村は5月末、スイス遠征に参加した際、モントレーマスターズ大会でのドーピング検査で陽性反応が出ました。原因は今年初めから使用していたニキビ治療薬に禁止薬物が含まれていたのです。違反の判定を受けた6月16日以降、チームでの活動は禁止され、東日本インカレ(6月19日〜22日・東京)を欠場、7月の欧州遠征、8月のワールドグランプリ、9月のアジア大会のエントリーからも外されました。7月に入り、生瀬監督、今村本人は、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の審問を受けた結果、競技力向上のための薬物違反ではないことが判明、原則2年の資格停止処分が3か月に短縮されました。この結果、春季リーグ戦の個人賞(ベストスコア賞、スパイク賞)も取り消されたばかりか、9月13日開幕の秋季リーグ戦も第2週(20日・対日体大戦)からの出場となりました。9月16日まではチームに合流できず、個別トレーニングとなります。

日本バレーボール界でのドーピングは、1984年ロサンゼルス五輪に遡ります。男日本代表の田中幹保(当時新日鉄)、下村英士(当時専売広島)の二人が日本五輪史上初めてドーピング検査で陽性反応が出ました。田中は風邪薬として服用した漢方薬(葛根湯)に禁止薬物(興奮剤)が含まれていたことが検査で発覚。トレーナーが薬を手配し、本人にはその認識が全くなかったことからトレーナーに処分が下され、田中本人は免除されました。下村は男性ホルモンの異常値から陽性と判断されましたが、日本オリンピック委員会(JOC)の申し立てにより再調査した結果、下村の特異体質とが判明して、無罪となりました。本学の今村は、女性なら当然ですが、顔のニキビを治したいばっかりに、日本バレーボール界初の薬物違反者になってしまったのです。

▽ドーピングとは
スポーツなどの競技で好成績を上げる目的で薬物を投与したり、その他の物理的方法を採ったりすることです。オリンピック、世界大会は勿論、すべての競技で使用は禁止され、違反行為となります。スポーツにおけるドーピングの記録は1865年のアムステルダム運河水泳競技が最も古いと言われます。オリンピックでは、1960年ローマ大会で興奮剤(覚せい剤)使用による自転車競技選手の事故死を機に、1986年グルノーブル冬季大会とメキシコ夏季大会から正式にドーピング検査が採用されました。日本では、1985年ユニバーシアード神戸大会を機に国内初のドーピング検査機関が設けられ、2001年にJDDA(日本アンチ・ドーピング機構)が設立され、競技会検査、競技会外検査が実施されるようになりました。

以上

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