女子は筑波に敗れ,入替戦ちらつく

  • 青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会
  • 青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会
  • 青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会

女子は筑波に敗れ,入替戦ちらつく

2016.05.16 更新

2016春季リーグ戦残り2戦

 

関東大学バレーボール2016年度春季リーグ戦は15日、男子2部第9日は慶応大学日吉記念館で、女子1部第7日は青学大相模原体育館で、それぞれ続開。本学男子は国士舘大に1-3で敗れ、通算5勝4敗。女子は筑波大にストレートで敗れ、通算2勝4敗で入れ替え戦の危機は避けられず、最終週の東海大戦(21日)、嘉悦大戦(22日)の結果次第となりました。

 

サーブ、サーブカットの差がすべて?!

 

[男子]▽2部第9日(15日・慶応大日吉記念館)

本学(5-4)1(18-25、25-20、18-25、17-25)3国士舘大(7-2)

スタメン=レフトウイング薬師寺①-渡辺①、ミドル佐藤吉③-松島③、オポジット木下③、セッター田島②、リベロ金澤③。

慶応撃破の勢いを期待したのは誰もおなじ。しかし、1セットは取ったものの完敗でした。

バレーボールはリズムのスポーツと言われます。流れをつかみ、自らの展開へ持ち込むのですが、その一方で番狂わせの少ない競技ともみられています。そのリズムを引き出すのがサーブとサーブカットです。サーブで相手を崩せば、チャンスは生まれます。逆にサーブカットが乱れて、攻撃がスムースに行かなければ、相手にチャンスを与えることになります。この試合、改めてサーブ(サーブカットを含め)の重要性を教えられました。と言いますのも、本学のように絶対的なエースがおらず、コンビネーションで相手ブロックをかわす戦法のチームはなおさらだからです。

第1セット、スコア的には序盤競って7-6。ところがサーブカットのミスから3連続点を許して逆転されると流れは国士館です。10-13の劣勢からサーブで崩され薬師寺、木下のスパイクミスを誘発してまた3連続点を与えると、ずるずるとセットを落としてしまいました。

本学のサーブカットが安定したのは第2セットです。国士舘に3連続点を一度も許しません。それどころか本学は5-6から田島のサーブで崩して8-6。さらに18-16からは渡辺のサーブで揺さぶって相手ミスを誘い21-16と突き離し、セットオールとしました。

勝負のはずの第3セットの本学は1セット目以上に、サーブで揺さぶられました。サーブカットの上手くない選手、本学では渡辺が徹底的に狙われますが、それだけではありません。これまでも手こずってきたフローターの変化球にまたぞろ苦しみます。崩れ出すとバタバタする典型、5-7から2本のミスを絡めて5点を連続して許します。ここで勝負は半ば決ってしまいました。第4セットは、勝負になりません。13-19から田島のサーブで3点差に詰めましたが、17-21から連続4点、マッチポイントはサービスエースという象徴的な幕切れでした。

サーブで攻撃がスタートし、サーブカットから反撃が始まります。スパイクの強さ、ブロックの高さも重要ですが、チームの強いか弱いかの差はサーブ、サーブカットにあると常々思っています。ラリーポイント制になって一層強く思います。夢です、25点連続でサーブポイントをとれる選手がいたら、と思うのは私だけでしょうか。(文責・奥本浩平)

  • 本学のポイントゲッター木下のバックアタック

レフトから中央へ切り込んでスパイクする薬師寺

本学の持ち味、コンビネーション(セッター田島のトスへBクイックの松島7、中へ入り込む薬師寺14)

ピンチサーバー宮下3のジャンピング・フローターサーブ (5番・金澤)

 

その他の試合、法政大(9-0)3-1慶応大(7-2)、国際武道大(7-2)3-2大東文化大(5-4)、亜細亜大(7-2)3-0東京経済大(0-9)、宇都宮大(4-5)3-0桜美林大(0-9)、山梨大(2-7)3-0立正大(0-9)。(注)チーム横のカッコ内の数字は通算成績。

 

女子、全勝筑波に打ちのめされて目覚めるか

 

[女子]▽1部第7日(15日・青学大相模原体育館)

本学(2-5)0(18-25、15-25、13-25)3筑波大(7-0)

スタメン=レフトウイング泉コートキャプテン④−坪川③、ミドル奥山③−堀内①、オポジット宮下①、セッター山野辺③、リベロ小島主将④。

スコアからは力の差がはっきりと見えます。報告の電話をくれる泉コートキャプテンの声も、いつになく沈んで聞こえました。

「筑波は全勝だし、高さもある‐そんな受け身の気持ちがそのまま結果になりました。

1セット目は、勝利への思いも強く、中盤まで競った展開になりましたが、自分たちのミスから流れをつかめず、結局受け身になって、相手を勢いづかせてしまいました。拾って粘って長いラリーになることも多く、サーブカットの返球率も良くなっていますが、得点に結び付けられないところがまだまだ課題です。リーグ戦、黒鷲旗と試合を重ねるたびに、受け身の気持ちになっては勝てないということを痛感しているのに、気持ちで押されてしまうのは私たち4年生が何とかしなければいけないところです。最終週で勝つために一番必要なのは気持ちの準備です。負けていい試合、取られてもよいセットや点は一つもありません。部員24人全員の力で勝つために、一人一人がチームのことを一番に考えた言動を意識して、21日へ向けて練習に取り組みます。東海大戦(21日)、嘉悦大戦(22日)は全員の力で何が何でもかつという気持ちで戦います」(報告要旨)

その他の試合、東海大(7-0)3-0嘉悦大(1-6)、順天堂大(5−2)3−2東京女子体育大(4−3)、宇都宮大(3-4)3-1日本女子体育大(2-5)、日本体育大(2-5)3-1早稲田大(2-5)(注)チーム横のカッコ内は通算成績。

コンテンツ

ページトップ