本学女子、入れ替え戦免れる
2016.05.23 更新
本学女子、意地見せて1部残留
2016年度春季リーグ戦最終日
2016年度関東大学バレーボール春季リーグ戦最終日の22日、女子1部最終日は青学記念館で行われ、入れ替え戦行きの危機にあった本学は、早稲田大が東京女子体育大に0−3で敗れたため、嘉悦大に0−3で負けても、セット率で嘉悦、早稲田を上回るため、入れ替え戦はなくなりました。試合はフルセットの末、嘉悦に敗れ、通算2勝7敗の8位に終わりました。男子2部は亜細亜大体育館で大東文化大と対戦、3−1で快勝して通算7勝4敗の5位で全日程を終わりました。
木下のドライブサーブで一気の逆転
[男子]▽2部最終日(22日・亜細亜大体育館)
本学3(13−25、25−23、25−21、25−20)1大東文化大
スタメン=レフトウイング薬師寺①−渡辺①、ミドル佐藤吉③−松島③、オポジット木下③、セッター田島②、リベロ金沢③。
大東文化のジャンピングドライブサーブを阻止できれば本学の勝ち、崩されれば負け、と呼んでいました。
第1セットは「暗」の展開。10−11から木下のサーブミスをきっかけに、スパイクのようなドライブサーブに乱され7連続点を与えました。この間、2回のタイムアウトも効果なし、25点目もサーブポイントで奪われました。
「明」のリズムは2セット目です。相手のサーブに苦しめられながらも17−20と踏ん張る本学。ここで木下がスパイクを決めて自らサーバーへ。滅多に決まったことのないジャンピングドライブが、連続して相手の守備を打ち破り、2本のエースとブロックで21−20と逆転します。木下が引き寄せた流れ、そのままに渡辺のブロックでセットポイントを取りました。第3、4セットは、相手のサーブミスもありますが、本学が着実にサイドアウトを取って3点以上の連続点を与えなかったことで、本学のリズムに終始し、3セット連取しました。
7勝4敗、貯金3、秋より一つ順位を上げて5位。宇都宮大戦など悔やまれる試合はありますが、このチームは楽しみです。絶対的なエースはいませんが、コートを縦横自在に使った機動力は2部ではトップクラスです。それこそ1部を狙える戦力と言えます。大いに楽しみにしましょう。
流れを変えた木下のジャンピングドライブサーブ
レフトからクロスへひねるようにスパイクする渡辺
勝って喜ぶ本学6人(左から薬師寺、8・木下、佐藤吉、渡辺、7・松島の向こう田島)=写真は篠原典位女史撮影=
そのほかの試合、国士館大3−1法政大、亜細亜大3−0宇都宮大、慶応大3−1国際武道大、山梨大3−1桜美林大、立正大3−1東京経済大。
▽最終順位①法政大10−1②国士館大9−2③亜細亜大9−2④慶応大8−3⑤青山学院大7−4⑥国際武道大7−4⑦大東文化大5−6⑧宇都宮大5−6⑨山梨大3−8⑩立正大2−9⑪桜美林大1−10⑫東京経済大0−11。(注)カッコ内は通算勝敗。2、3位、5、6位、7、8位はセット率による。
寂しすぎる女子、秋へ巻き返せ
[女子]▽1部最終日(22日・青学記念館)
本学2(19−25、25−19、22−25、25−14、9−15)3嘉悦大
スタメン=レフトウイニング泉コートキャプテン④−坪川③、ミドル奥山③−及川真①、オポジット宮下①、セッター山野辺③、リベロ小島主将④。
情けない終わりでした。リベロの小島主将が必死にレシーブし、泉副主将(コートキャプテン)が169㎝ながら気力のスパイクを打つ−それだけでした。入れ替え戦の心配も消えた本学と、3−0で勝っても入れ替え戦行きの嘉悦、まさに消化試合でしたが、本学にとっては、弱点ばかりが目立ち、内容のないものでした。
笛吹けど踊らず、「だめだね」生瀬監督は歯切れが悪い。
思いは秋へ。セッターは…、センターは…、サイドは…。すべては、けが人が戻ってからの話でしょうか。秋へ向けては各校ともチーム力をアップして臨みます。春の延長では、もっとみじめな結果が待っています。本学の輝かしい伝統を死守するためにも部員一人ひとりの頑張りに期待するしかありません。
そのほかの試合、筑波大3−0東海大、順天堂大3−2日本女子体育大、東京女子体育大3−0早稲田大、日本体育大3−0宇都宮大。
▽最終成績①筑波大9−0②東海大8−1③順天堂大7−2④東京女子体育大6−3⑤日本体育大4−5⑥宇都宮大3−6⑦日本女子体育大2−7⑧青山学院大2−7⑨早稲田大2−7⑩嘉悦大(2−7)。(注)カッコ内は通算勝敗。7〜10位はセット率による。
以上