2017年度秋季リーグ戦男子2部第6,7日
2017.09.25 更新
男子、春の雪辱 法政を3-0
1,2部入れ替え戦へ一歩前進
2017年度秋季リーグ戦男子2部
1部を目指す本学男子は第一関門突破! 2017年度関東大学バレーボール秋季リーグ戦男子2部第6、7日は23、24の両日、熊谷の立正大スポーツキューブに会場を移して続開。上位6校の星の潰し合いが始まった24日、本学は法政大をストレートで下し、無傷の7連勝をマークして、1、2部入れ替え戦へ一歩前進しました。今季から12チーム制となった女子1部は23日、日体大健志台キャンパス米本記念体育館で開幕、24日には青山学院大記念館に舞台を移して第2日が行われ、本学は宇都宮大を、東京女子体育大をいずれも3-0で下し、平成25年(2013年)秋以来の優勝へ向けてスタートダッシュしました。
勝負の第1セット、相手サーブミス逃さず逆転
[男子]▽2部第7日(24日・立正大スポーツキューブ)
本学(7-0)3(25-23、25-17、25-21)0法政大(6-1)
スタメン=レフト渡辺②-中道①、ミドル松島④-佐藤吉④、ライト薬師寺②、セッター田島③、リベロ金沢④。
悲願の1部へ第一の関門・法政大を3-0で撃破しました。春季、最終戦でまさかの0-3でセット率の3位(慶応が逆転2位)、悔し涙を流しただけに、選手たちは雪辱に燃えました。
しかし、第1セットは苦しいスタート。サーブカットを含め守りが今一つで、リズムに乗れません。劣勢の展開は、相手のサーブミスに助けられて思ったほど点差が開きません。それでも11-13からサーブで崩されて連続3点を許して5点ビハインドのピンチを迎えますが、法政のサーブミスで一息つき、ラリーを渡辺の強打で制して13-16。13-17からまたサーブミスで3点差に詰まると薬師寺の巧打、佐藤吉のサービスエースと連続して16-17、ムードは互角です。やっと本来の本学になって、松島の速攻、3枚ブロックで止めると18-18の同点。18-19、19-20、20-21とラリーポイントにケリをつけたのはリズムをつかんだ本学。渡辺がフェイントを落とすと、佐藤吉がブロックで続き22-21と逆転して、このセット初めてリードします。23点目は渡辺、ラリーを制してセッター田島から佐藤吉への速攻が決まってセットポイント、すかさず今度は薬師寺がバックアタックを決めて先制しました。
苦境をひっくり返して取った第1セットが、この試合の勝敗の分かれ目と見ました。落ち着きを取り戻した本学は第2セット、持ち前のコンビネーションに加え、一人一人がキャリア(高校時代の戦績)を生かしたスパイク、ブロックで法政大を圧倒しました。19-14から左手一本でスパイクを叩き落した松島のブロックには唖然。続けざまに薬師寺、渡辺、中道らの強打と巧打、本学の強さが目立ったセットでした。
第3セットは中盤まで拮抗。ここでも流れを変えたのは本学です。14-16からサーブミスで1点差になると松島のサーブを契機に中道の強打を挟んでブロック3本を決め、勝負の見通しをつけました。薬師寺が強打を連発してつかんだマッチポイントは田島、松島のコンビが決め、1部へ向けての大事な“緒戦”をものにしました。
残り4試合、来週の中央学院大戦(30日)、国際武道大戦(10月1日)に連勝すると“入れ替え戦”が見えてきます。正念場が続きますが、1部昇格を願う一心から注文です。サーブミスを無くそう。各人、思いを持ってサーブを打っているでしょうが、このミスは、だれもカバーの使用がありません。見す見す相手の得点になり、得てして流れが変わります。練習時からの心して打つよう心掛けましょう。この試合、本学は第1セット3(法6)、第2セット5(法4)、第3セット4(法2)のサーブミス=参考までに奥本のメモ=。(文責・奥本浩平)
その他の試合、国士館大(7-0)3-0大東文化大(6-1)、中央学院大(7-0)3-2国際武道大(6-1)、亜細亜大(1-6)3-1産業能率大(0-7)、立正大(1-6)3-0立教大(0-7)、宇都宮大(1-6)3-1桜美林大(0-7)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
ブロックとレシーブの連携が良くない
▽2部第6日(23日・立正大スポーツキューブ)
本学(6-0)3(25-21、25-21、25-13)0産業能率大(0-6)
スタメン=レフト渡辺②-中道①、ミドル松島④-佐藤吉④、ライト薬師寺②、セッター田島③、リベロ金沢④。
ここまでは下位チームを相手に1セット落としたものの負けし。ほぼ予定通りに来ましたが、この試合を通してブロックとレシーブの連携がうまくいっていないように感じました。
第2セットは松島のブロックでスタート。流れをつかんで常にリードを保つことが出来ました。明日以降のことを考慮してのことでしょう、第1セットの木下主将の投入、このセットではサーブ権を機に渡辺→安田②、松島→横田③と交代させましたが、結果は「これからの大事な試合で生きれば…」と思います。
第3セットは相手のスパイクミスが多く、難なく点差を広げることが出来ました。21-10からは田島→中西①、薬師寺→望月①の2枚替え。これこそベンチにとっては大事な戦術になるでしょう。詰めは中西がサウスポーを武器に2本続けて決め、25-13で決着を付けました。(石田美来マネジャーの報告から)
小早川啓監督「今日はサーブがとても悪かった。キャプテンの木下がゲームに出ていない今、だれがゲームキャプテンとしてゲームを引っ張っていくのか、考えなければいけない」
その他の試合、国士館大(6-0)3-0立正大(0-6)、中央学院大(6-0)3-0立教大(0-6)、法政大(6-0)3-0宇都宮大(0-6)、国際武道大(6-0)3-2桜美林大(0-6)、大東文化大(6-0)3-0亜細亜大(0-6)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
勝ち急ぎサーブカットの崩れが気がかり
[女子]▽1部第2日(24日・青山学院大記念館)
本学(2-0)3(25-22,25-22,25-19)0東京女子体育大(0-2)
スタメン=レフト坪川④-宇治川③、ミドル奥山④-及川真③、ライト宮下②、セッター比金主将④、リベロ若松④。
ひとまず開幕2連勝、いずれもストレートです。この2試合、強化してきたサーブが生きていると思いますが、勝ちを急ぐためか、サーブカットが崩れるシーンが見られました。ゲームを通して集中力を持ち続けるように、練習から心掛ける必要があります。
第1セット、相手ブロックに苦しめられ、思うような攻撃が出来ないまま中盤を迎えました。が、11-14から比金→目黒安希①(郡山女大附高出)、宮下→山野辺輝④の2枚替えで流れをつかみ逆転。最後は宇治川のサービスエースで先制しました。
サーブカットの乱れから第2セットもリードを許す流れ。が、坪川、宮下の緩急をつけて攻撃で中盤からシーソーゲームになりました。終盤からはサーブカットも安定して、激しく競り合いましたが、及川真がブロードを決めて2セット連取しました。
いきなり1-4の第3セット。ここは宇治川が踏ん張って3連続点を取ると展開は一変し、及川真、宮下を中心に続けざまに8点を取りました。緩急をつけた攻撃も冴えて21-14と圧倒しましたが、気の緩みからかミスが目立ち21-18と4点差まで詰め寄られます。それでも及川真のサーブポイントをきっかけに坪川がスパイクを決め、マッチポイントは奥山が相手エースをブロックして奪いました。(高木晴香主務の報告から)
(写真はいずれもAOGAKU YOUTUBEの広瀬雄勁氏提供)
その他の試合、筑波大(2-0)3-0国士館大(0-2)、嘉悦大(2-0)3-0宇都宮大(0-2)、東海大(2-0)3-2日本体育大(1-1)、日本女子体育大(1-1)3-1順天堂大(0-2)、松蔭大(2-0)3-0早稲田大(0-2)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
サーブで攻めて終始有利な展開
▽1部第1日(23日・日本体育大健志台キャンパス米本記念体育館)
本学3(25-4、25-16、25-18)0宇都宮大
スタメン=レフト坪川夏音④-宇治川景③、ミドル奥山奈映④-及川真夢③、ライト宮下聖果 ②、セッター比金みなみ主将④、リベロ若松佳奈美 ④。
開幕戦、快勝です。3セットともサーブで攻め、終始有利な展開を作ることが出来ました。
第1セットは、宇治川、及川の攻撃とブロックが冴え、7-4。ここから宮下のサーブで相手を崩し、攻守ともに集中力を欠くことなく、連続18点を奪って先制しました。第2セットも、ブロッカーとレシーバーの連携が取れ、持ち味の粘り強いプレーを展開しました。攻めのサーブは連続点につながり、18-13で宇治川と代わったピンチサーバーの根岸真昼?がエースを決めると勢いそのままにセットをものにしました。
自分たちのミスで始まった第3セットでしたが、及川真、宮下のスパイクで5連続点をマークすると流れは本学へ。比金のトスワークも光り、相手ブロックを1枚にするなど有利な試合運びに持ち込むことが出来ました。終盤、相手のライトエースにブロックが機能せず多少苦しみましたが、サーブカットをセッターに返すことで本来のペースを取り戻し、ストレートでケリをつけました。(高木晴香主務の報告から)
その他の試合、筑波大3-1早稲田大、嘉悦大3-2国士館大、日体大3-1東京女子体育大、東海大3-0日本女子体育大、松蔭大3-1順天堂大。
以上