2017年度関東大学春季リーグ戦中盤

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2017年度関東大学春季リーグ戦中盤

2017.04.26 更新

         本学男子、手痛い1敗 女子は連敗

              2017年度関東大学春季リーグ戦

関東大学バレーボール2017年度春季リーグ戦は29、30の両日、男子2部は亜細亜大額体育館で第7、8日を、女子1部は青学相模原体育館で第4,5日をそれぞれ行いました。本学の男子は国際武道大にまさかのストレート負けしましたが、大東文化大に3-0で勝ちして“入れ替え戦”に望みをつなぎました。女子は連敗して、貯金が1つになりました。黒鷲旗全日本男女選抜大会(5月2〜7日・大阪)のため2週空いて、13日から後半戦に突入します。

1敗守るもチーム力に不安

[男子]▽2部第8日(30日・亜細亜大体育館)

本学(7-1)3(25-18、27-25、25-19)0大東文化大(5-3)

スタメン=レフト中道①-渡辺②、ミドル薬師寺②-松島④、ライト木下主将④、セッター望月①、リベロ安田②。

前日の敗戦が尾を引かないか、その心配は杞憂に終わりました。出だしから木下主将がフル回転して、チームを引っ張りました。簡単に先制した後の第2セット、薬師寺のサーブで崩して5-1と走ります。しかし、この後の展開は気のゆるみとしか言いようがありません。8-5からサーブカットが乱れて5連続点を与えます。その後は1点を争う戦いとなりますが、個人技に勝る本学が3度目のマッチポイントを相手ミスで拾って、ジュースをものにしました。第3セットは相手ミスも手伝って一方的な流れに。ベンチも余裕を見せて2枚替え、望月→佐藤吉④、木下主将→田島③。さらに19-13からリベロも安田→金澤④に変えるなどして、約1時間で1敗を守りました。

不安はこの日も見えました。ブロックが組織立っていないことです。1枚しか跳ばないケースが目立ち、相手エースを抑えられませんでした。もう一つはサーブが弱いことです。下位チームには通用しても、上位となるとそうは行きません。

このチームが出来て約1か月ちょっと。攻撃はともかく、ブロック、レシーブは正直、システム化していません。ラリーになると6人の動きにまとまりを欠きます。13日の慶応戦は、今リーグ最大の正念場です。(文責・奥本浩平)

その他の試合、駒沢大(8-0)3-1法政大(7-1)、慶応義塾大(7-1)3-0国際武道大(6-2)、亜細亜大(2-6)3-2桜美林大(2-6)、平成国際(1-7)3-1立正大(2-6)、宇都宮大(1-7)3-0山梨大(0-8)、(注)校名横カッコ内の数字は通算成績。

予想外の完敗 悔しさいっぱい

[男子]▽2部第7日(29日・亜細亜大学体育館)

本学(1-6)0(21-25、21-25、23-25)3国際武道大(6-1)

スタメン=レフト中道①-渡辺②、ミドル薬師寺②-松島④、ライト木下主将④、セッター望月①、リベロ安田②。

完敗でした。負け方が悔しいです。各セットとも主導権を握れず、終盤の勝負所で踏ん張れませんでした。その要因は、サーブカット、つなぎが不安定なため、青学らしい変化に富んだ攻撃ができませんでした。加えてブロックが結果オーライで守備にも影響しました。一方、国際武道大は、本学をよく研究しているうえ、サーブ、ブロックとも本学を上回り、ほぼ完ぺきな試合運び。桜美林に負けたことが信じられないほどでした。

スタートから突っ走りたい本学の第1セットはお粗末でした。サーブで崩すどころか、崩されて相手ペースに。7-5から攻めまくられ,7-9と逆転されてタイム。11-12からは

サーブカットが乱れて2連続のブロックを食らうなどして11-16。セッターを田島③に代えて18-20と迫りますが、相手の勢いは止められず、突き放されて18-23。ピンチサーバー塙④のフォルトでセットポイントを与えると、このセットを象徴するように守備の乱れから望月のトスが大きく乱れ、中道がスパイクできず、先制されました。

5セットマッチではカギと言われる第2セット。本学にとってはこの試合を左右するセットです。20-20と競り合いますが、流れを決める展開の中で、渡辺のドリブル、望月のトスミスもあって20-24。勝負ありです。本学の攻撃がブロックにかかり、切り返される展開が多く、守勢の中でミスや相手の1年生エースにスパイクを決められるケースが目につきました。

後がない第3セット。ミドルを薬師寺から佐藤吉④に代えてスタートしました。中盤、中道、松島のサーブで崩して19-15と優位な流れになります。22-19と「あと一踏ん張りで、このゲームの主導権を奪い返すことができる」と思ったのも束の間、サーブで崩され23-22と逆転を許してしまいます。タイムをとっても、選手を代えても…。マッチポイントは時間の問題でした。

国際武道大とは、チームとしての完成度、練習量の差を感じたことは確かです。それよりも本学の選手たちの方策(相手の戦術研究を含め)のなさ、1部への執念の弱さが気になります。とは言え、これからが本当の勝負。がんばれ!青学!(文責・奥本浩平)

<データでみる本学のチーム力>第3週を終えた時点での個人記録(いずれもベスト10)。スパイク決定率の1位に薬師寺、4位に松島、5位渡辺、9位中道とベスト10に4人も名を連ねています。それでいて最多得点にはランクインなし。ブロック決定率で松島が9位、サーブ効果率では木下が5位、7、8位に渡辺、中道が名を連ねています。本学の武器は、多彩な攻撃力とサーブであることを証明していると同時に、ブロック力の弱さも数字は表しています。ただ、この数字は下位チームとの対戦データで、そのまま評価するのは危険ですが、本学の目指すスタイルをよく表して数字と言えるでしょう。

そのほかの試合、駒沢大(7-0)3-1慶応義塾大(6-1)、法政大(7-0)3-0大東文化大(5-2)、立正大(2-5)3-0宇都宮大(0-7)、桜美林大(2-5)3-2山梨大(0-7)、亜細亜大(1-6)3-1平成国際大(0-7)。(注)校名横カッコ内の数字は通算成績。

 

攻めの気持ち忘れて2敗目

[女子]▽1部第5日(30日・青学相模原体育館)

本学(3-2)0(17-25、18-25、23-25)3日本体育大(3-2)

スタメン=レフト兼若④-目黒安希①(総合文化政策学部、郡山女大附高出)、ミドル奥山④-及川真③、ライト宮下②;、セッター比金主将④、リベロ若松④。

前日、順天堂大戦の惜敗し、今日は負けられないという気持ちから守りに入ってしまい、思い切ったプレーが出来なかったことが敗因です。

エース格の兼若④を就活で欠き、1年生の目黒を先発で起用しました。1セット目の本学はサーブカットがセッターに返らず、コンビが組めない展開。逆に本学はサーブで攻めきれず相手に好きなように攻撃されました。2セット目も相手のセンターからの攻撃に対応しきれず、レシーバーの根岸真昼③(文・比較芸術、東京立正高出)や立石優華②(経済学部、薫英高出)を起用して守備を固めましたが、前半の連続失点が響き、セットを落としました。

セッターを山野辺輝④(経営学部、下北沢成徳高出)に代えてスタート。序盤、2点差を縮めることができないまま中盤へ。さらにミスがかさなって12-17と離されました。それでも終盤で宮下が踏ん張って追い上げましたが、2点差を詰めきれず、2敗目を喫しました。

次の試合(13日、嘉悦大戦)まで2週間空きます。出だしから差をつけられるようにサーブで攻めることを徹底し、ブロ億とレシーブの関連を強化していきたいと思います。(高木晴香主務のリポート要約)

その他の試合、筑波大(4-1)3-0順天堂大(2-3)、嘉悦大(4-1)3-0東海大(1-4)、日本女子体育大(4-1)3-0宇都宮大(1-4)、松蔭大(2-3)3-0東京女子体育大(1-4)。(注)校名横カッコ内の数字は通算成績。

守りの青学、根負けの初黒星

[女子]▽1部第4日(29日・青学大相模原体育館)

本学(3-1)2(21-25、25-16、23-25、25-23、14-16)3順天堂大(2-2)

スタメン=レフト兼若④-宇治川③、ミドル奥山④-及川真③、ライト宮下②;、セッター比金主将④、リベロ若松④。

苦しい接戦を勝ちきれませんでした。全セット、出だしはよかったのですが、緊迫した展開でサーブレシーブミスが目立ち、攻め切ることができませんでした。

1セット目。相手のレフトエースをブロックで仕留め、4点ひきはなしましたが、サーブレシーブが乱れ、単調な攻撃になり、決めきれません。最後は自分たちのミスで4連続失点をしてしまい、セットを落としました。

2セット目はサーブで崩して相手の攻撃の的を絞り、ブロックとレシーブの関係がうまく取れて自分たちが常に有利な展開で試合を進めることができました。

3セット目。相手ブロックに圧倒されて弱気になってしまい、最後の2点を取りきりことができませんでした。シーソーゲームとなった4セット目は相手のミスに助けられフルセットへ。

最終セットは先に8点を取ってコートチェンジしましたが、11-11から相手センターの移動攻撃に対応できず、4連続失点するなど自分たちのミスで大接戦を落としてしまいました。

この試合、相手は下級生チームだったにもかかわらず、勢いに負け、受け身になったのが敗因だと感じました。(高木春香主務のリポート要旨)

<データでみる本学のチーム力>第2週を終えた時点での個人記録(いずれもベスト10)を見ると、スパイク決定率、最多得点、サーブ効果率に本学選手はゼロ。ブロック決定率の2位に及川真、8位に宇治川がランクアップされているだけです。決定力のなさを裏付けるデータといえる一方、守備力の高さでここまで戦ってきたことを暗に証明しいているともいえそうです。

その他の試合、筑波大(3-1)3-2東京女子体育大(1-3)、東海大(1-3)3-2日本体育大(2-2)、日本女子体育大(3-1)3-0嘉悦大(3-1)、宇都宮大(1-3)3-2松蔭大(1-3)。(注)校名横カッコ内の数字は通算成績。

以上

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