2017年度春季リーグ戦女子1部最終日

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2017年度春季リーグ戦女子1部最終日

2017.05.23 更新

            本学は3位 セッター賞に比金主将

2017年度春季リーグ戦女子1部

最終日まで優勝の可能性を残した本学、結局3位。2017年度関東大学バレーボール春季リーグ戦女子1部第8日、最終日は20、21の両日、青学記念館で行われました。本学は前日、日本女子体育大を逆転のフルセットで破り、7季ぶり優勝の可能性を残して、筑波大学との最終戦に臨みました。が、1-3と力負け。通算成績は6勝3敗となり嘉悦大、日体大と並びましたが、セット率で嘉悦大に次ぎ3位となりました。優勝は9勝1敗の筑波大が平成27年度春季から5季連覇を達成しました。個人表彰では本学からは比金みなみ主将がベストセッター賞に輝きました。

大事なところでミス、1点の壁厚く

[女子]▽1部最終日(21日・青学記念館)

本学1(20-25、25-15、21-25、24-26)3筑波大

スタメン=レフト兼若④-宇治川③、ミドル奥山④-及川真③、ライト宮下②、セッター比金主将④、リベロ若松④。

ストレート勝ちなら文句なし、3-1でもセット率で上回って、7季ぶりの優勝が懸かったゲーム。星一つ遅れる本学は当然力が入りますが、結果は力負けでした。

第1セット、宮下の硬軟取り混ぜた巧みなスパイクなどで15-12とリード。攻撃力で上回る筑波に、執拗な守りで対抗する本学。ミスが連続して5連続点を許して逆転されますが、奥山に代わって入った吉岡④らが踏ん張って食らいつきます。強打を決められ18-20となったところで痛恨のミス連発、サーブのイン、アウトのジャッジミスとアウトオブポジション(OP、サーブを打つ前にポジションを入れ替わると反則)。自ら流れを止めた格好で、先制を許しました。

奥山を吉岡に代えてスタートした第2セット。スパイクの決定力、ブロックの確かさでは叶わないが、本学らしさ、粘っこさを随所に見せて圧倒します。3-6から宇治川のサーブで崩して7連続点。あとは一気にセットオールとしました。

本学としては、どうしても取りたい第3セット。9-13、13-13、16-14と本学が先んじます。さらに16-15となったところで2枚替え。比金→目黒①、宮下→山野辺④で勝負をかけますが、相手も譲らず20-19。勝負所に入って宮下の連続スパイクミスが出て、21-23かた再びOPの反則と来ては、勝負ありでした。

優勝はなくなっても、あきらめない青学を見せつけたのは第4セットでした。宮下、及川真が健闘して中盤以降一歩リード。18-17で勝負の2枚替え。1点先んじたまま終盤に入って宮下が決め、相手ミスも手伝って24-22、セットポイントを取りました。フルセットだ!

と思った瞬間、宮下のスパイクミス、比金のトスドリブル、宮下のスパイクアウト、24-25でマッチポイントを握られました。そして、最後は宇治川の強打が筑波のブロックに叩き落とされて、すべてが終わりました。

本学の春は合格です。この試合に限らず、リベロ若松を中心にした守備力は文句なしです。緒戦(宇都宮大戦)のゲーム内容を思えば、この2か月足らずでチームとして大きく成長しました。宮下は実績がありますが、経験の浅い兼若、宇治川がブロックを巧み利用したスパイクを打つなど目に見えて逞しくなってきたのです。4、3年生の学生生活で培った思いがチームの軸になって、大きな力になっているように見えます。1、2年生にはない強さを感じるのです。それは部員たちのチームへの思いでしょう。秋山新監督の指導力でしょう。“このまま実りの秋へまっしぐら”を願っています。(文責・奥本浩平)

<課題>サーブとブロックの強化。サーブで崩して的を絞る。オーバーハンドパスの強化。セッター、リベロはドリブルを恐れず、積極的にオーバーハンドパスを練習。サーブもオーバーハンドでキャッチすることを心掛ける。リベロは第2のセッター、2段トスはオーバーハンドで。チーム全員、ロングパスが出来なければダメ。秋までの課題。

その他の試合、日本体育大3-2松蔭大、嘉悦大3-1順天堂大、東海大3-0日本女子体育大、東京女子体育大3-0宇都宮大。

▽最終成績①筑波大8-1②嘉悦大6-3③青山学院大6-3④日本体育大6-3⑤日本女子体育大5-4⑥松蔭大5-4⑦順天堂大4-5⑧東海大3-6⑨東京女子体育大2-7⑩宇都宮大1-8。(注)2~4位、5、6位はセット率による。校名横カッコ内の数字は通算成績。

成長する本学2敗守り、V戦線に残る

[女子]▽1部第8日(20・青学記念館)

本学(6-2)3(19-25、25-22、23-25、26-24、15-10)2日本女子体育大(5-3)

スタメン=レフト兼若④-宇治川③、ミドル奥山④-及川真③、ライト宮下②、セッター比金主将④、リベロ若松④。

試合ごとに成長している本学。この日も粘り強いプレーを連発して逆転で勝利をものにしました。

先制された後の第2セット、中盤の競り合いに2枚替えで一気に決着を付けました。17-18で比金→目黒①、宮下→山野辺④に代えると目黒がフェイント18-18。172㎝と大きくないが最高到達点292㎝のジャンプ力を生かして打ちます。21点、24点を強打で稼ぐとセットポイントはフェイントで決めました。

1-2からの第4セットが勝負を分けました。サーブで崩しきれず、劣勢の展開の中、10-13から2枚替えで挽回を企てますが、14-19と引き離されます。が、あきらめない青学が守備で踏ん張れば、宮下がサウスポーを生かしてライトから打ちまくります。立て続けに21-22。

及川真が連続2得点をたたき出して逆転。一度はジュースに持ち込まれますが、最後は及川真が決めてファイナルセットへ持ち込みました。

第5セット、流れはもう青学です。宮下の巧打でリードを広げ、12-10から宮下が2本決めれば、及川真がブロックで決着を付けました。

その他の試合、筑波大(7-1)3-2東海大(2-6)、日本体育大(5-3)3-0宇都宮大(1-7)、嘉悦大(4-4)3-0東京女子体育大(1-7)、松蔭大(4-4)3-1順天堂大(4-4)。(注)校名横カッコ内の数字は通算成績。

以上

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