2018年度関東大学春季リーグ戦第4週

  • 青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会青山学院大学体育会バレーボール部OB・OG緑楯会
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2018年度関東大学春季リーグ戦第4週

2018.04.29 更新

                           頼もしいぞ!本学男子、トップで後半戦へ

2018年度関東大学春季リーグ戦第4週

2018年度関東大学バレーボール春季リーグ戦第4週は28、29の両日、男子2部は亜細亜大体育館で、女子1部は青学記念館で、それぞれ行われ、本学の男子は桜美林大、中央学院大をいずれも3-0で下し、全勝をキープしました。女子も松蔭大、筑波大を連破して2敗を守りました。リーグ戦は、黒鷲旗全日本男女選抜大会(30日〜5月5日・大阪)のため2週間空いて、5月12日(土)に再開します。男子2部は本学、専修、法政の3校が7戦全勝で並んでいますが、セット率で本学がトップ。残り4試合(大東文化、国際武道、法政、専修)、1部との入れ替え戦(26日)のチャンスは十分あります。女子は東海大が敗れたため全勝チームがなくなりました。

自主性豊かに7連勝、失セット1

[男子]▽2部第7日(29日・亜細亜大体育館)

本学(7-0)3(25-19、25-17、25-19)0中央学院大(4-3)

スタメン=レフト中道②-安田③、ミドル萱野主将④-渡辺③、ライト薬師寺③、セッター望月②、リベロ長田①。

本学を頼もしく感じました。聞けば、ここまで7戦、選手は、ベンチを任された早川コーチやOBに頼ることなく、自分たちでメンバーチェンジを行い、作戦タイムを取ってきたとのことです。まさに自主性に富んだチーム運営で7連勝、失セット1を勝ち取ってきたのです。

第1セットが全てでした。本学がやや優位ながらも、お互い3連続点を与えない、3点と開かない展開。息詰まるような流れが変わったのは19-18からの相手のサーブミスでした。安田のサーブポイントでこのセット初めて3点差がつくと、堰を切ったように渡辺・望月による3連続ブロックで、なんと5連続得点でセットポイントを握ります。安田のサーブミスで19点目を与えると、お返しのように相手のサーブミスで決着がつきました。

結局は本学3に対して中央学院7のサーブミスが明暗を分けた結果になりますが、それにしても本学の纏まり、ここ一番の奮闘は、強さの表れと感じました。

凡ミスを簡単にしてしまう相手に、気を緩めずに戦うのは決して容易くはありません。第2セットの本学は、よく我慢しました。9-9から中道が強打を決めてサーブ権を取ると、渡辺のサーブで連続9得点(うち相手ミス3)。萱野に代えて宮崎優希①(文学部、松本県ケ丘高出)をサーバーで初めてコートに送り出す余裕も見せました。

第3セットになるとセッターを田島④でスタート。萱野との速攻を軸に13-6と圧倒します。この勢いそのままに、このセット、一度も連続3点以上を与えることなく、首位の座(失セット1)を守りました。

2週空いて5月半ば、大東文化(12日)、国際武道(13日)、法政(19日)、専修(20日)が待ち受けます。3度目の1部チャレンジをして、それを“3度目の正直”にするためにも、ここまでの戦いを、勢いをこのまま続けてほしいと願っています。(文責・奥本浩平)

その他の試合、専修大(7-0)3-0国際武道大(3-4)、法政大(7-0)3-0大東文化大(5-2)、亜細亜大(3-4)3-0桜美林大(1-6)、産業能率大(1-6)3-1立教大(2-5)、立正大(2-5)3-0宇都宮大(0-7)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。

出た! 本学の悪い所“相手に合わせる”

▽2部第6日(28日・亜細亜大体育館)

本学(6-0)3(25-22、25-17、25-11)0桜美林大(1-5)

スタメン=レフト中道②-安田③、ミドル萱野主将④-渡辺③、ライト薬師寺③、セッター望月②、リベロ長田①。

・第1セット 序盤から双方のミスが続いたこのセットは、相手のレベルに合わせるという青学の悪いところが出てしまった。スパイクは打てば決まる状況だったが、後半になると集中力が切れたのか凡ミスやサーブレシーブミスが続き4連続失点、24-21とあと一歩のところまで詰められてしまった。

・第2セット セッター田島④でスタート。安田、薬師寺、萱野がブロックポイントをあげるなど、第1セットはあまり良くなかったブロックが光った。しかし、相手のスパイクを拾えず一本で決められてしまうことが多々あった。萱野のクイックや、中道のスパイクなど攻撃は良かったが、守備に課題の残るセットだった。とは言え、青学はレシーブが乱れても二段トスをしっかり打ち切れるのでそれは武器になると思う。

・第3セット 薬師寺のスパイクが打てばほぼ決まるためか、気の緩みが出ていた。17-11からの9連続得点のうち5点は相手のミスだったが、点差を広げられたので積極的にメンバーチェンジを行い、望月、小田島①、原口②、中西②、青山①、渡辺と若いチームで戦うことができた。

この試合、小森山世二①(法学部、安田学園高出)が守備固めで第1セットは萱野に、第3セットは渡辺に代わって初めてコートに立った。(石田美来主務の報告から)

その他の試合、専修大(6-0)3-1亜細亜大(2-4)、法政大(6-0)3-0立教大(2-4)、大東文化大(5-1)3-0宇都宮大(0-6)、中央学院大(4-2)3-0産業能率大(0-6)、国際武道大(3-3)3-2立正大(1-5)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。

 

第1セット落とすも粘って勝つ

[女子]▽1部第7日(29日・青学記念館)

本学(5-2)3(19-25、25-13、25-19、25-21)1筑波大(4-3)

スタメン=レフト宇治川主将④-目黒②、ミドル及川真④-野嶋③、ライト宮下③、セッター花澤①、リベロ立石④。

序盤から相手に流れを掴まれ、受け身になったことでセットを落としてしまいましたが、第2セット以降、切り替えて持ち直し、勝ちきることが出来ました。

第1セットは、お互いの攻撃が決まり、シーソーゲームとなりました。8-8から相手センターの攻撃で4連続点を許すと、その後宮下が2連続で強打を見舞いましたが、自分たちのスパイクミスで相手に流れを掴まれてしまいました。12-13で宮下→佐藤①、花澤→市川③も二枚替えで流れをつかもうとしたものの、最後まで相手の勢いを止めることが出来ず、セットを落としました。

第2セットは、及川の相手の穴を突くフェイントが冴えるなどして5-2と飛び出します。花澤のツーアタックで会場を盛り上げ、本学の流れを作り出すことができました。12-5で宇治川を市川に代えると、市川のパワー溢れるスパイクが光り、決定率100%を叩き出しました。22-12で立石がピンチサーバーとして入ると、バックの守りが安定し、拾って繋げる粘りのバレーボールを展開。終始、本学の流れを保ったまま、25-13でセットをとることができました。

第3セットは、序盤から宮下と、及川の緩急をつけた攻撃が決まるも、相手の高い打点からのスパイクに翻弄され、11-11。目黒のスパイクで2点差をつけ、野嶋が奮起して4連続得点すると、そのままリードを保ち、セットを取りました。

第4セットは、野嶋と宮下の攻撃で序盤から3点差をつける展開となりました。その後11-9から野嶋のサーブが走り、市川の強打が決まると、5連続得点でさらにリードを広げました。終盤、自分たちのミスで相手に4連続点を与えたものの、宮下が取り返し、最後は及川のブロックで2敗を守りました。

30日から大阪で黒鷲旗全日本選抜大会

チームは、黒鷲旗全日本男女選抜大会に出場するため29日、大阪入り。初日(30日)は上尾メディックスと対戦します。この大会はプロチームとも対戦できる有意義な大会なので、勝ちにこだわることはもちろんのことですが、リーグ戦後半に向けて勢いをつけられるよう一戦一戦、全力で戦っていきたいと思います。(古谷瞳子主務の報告から)

その他の試合、日本女子体育大(4-3)3-2東海大(6-1)、日本体育大(6-1)3-0早稲田大(0-7)、東京女子体育大(5-2)3-0嘉悦大(3-4)、国士館大(3-4)3-0日本大(0-7)、松蔭大(2-5)3-0順天堂大(4-3)。(注)校名横カッコ内は通算成績。

野嶋のサーブ、要所で流れを作る

▽1部第6日(28日・青学記念館)

本学(4-2)3(27-25、25-18、25-20)0松蔭大(1-5)

スタメン=レフト宇治川主将④-目黒②、ミドル野嶋③-及川真④、ライト宮下③、セッター花澤①、リベロ根岸④。

この試合、当たり前のことですが「ミスの少ない分、本学が勝っていた」ことに加え、野嶋のサーブが要所で流れを作りました。また1年生セッターでここまで戦ってきたことは評価できます。

第1セット、両チームともミスの少ない展開も、本学は相手サーブに崩され、リズムに乗れません。11-9からサーブで揺さぶられて連続5点を与えますが、相手ミスも手伝って15-15。1点先行されたところで二枚替え(宮下→佐藤①、花澤→市川③)で勝負に出ます。が、裏目に出て15-19となって2度目のタイム。ここからが本学の身上、相手の凡ミスに乗じて、踏ん張りを見せます。21-24とセットポイント握られるものの、相手のスパイクアウトを挟んで宮下の強打2本、野嶋のブロックで“逆王手”。及川がスパイクをミスって2度目のジュースを許しますが、宮下が決め、及川が名誉挽回の強打で先制しました。

第2、3セットは連続点の応酬で、粗いゲーム内容でした。第2セット、本学の連続得点は4連続2、3連続1、6連続1で24-14と圧倒しながら4連続点を与える始末でした。第3セットは本学が16-12から二枚替え(花澤→市川、宮下→佐藤)で一気の決着を試みます。が、17-13から5連続点を許して逆転されます。それでも地力の差でしょうか。直後、野嶋のブロック、目黒の強打など4連続点でひっくり返すと21-18から相手ミスにも助けられ4勝目を挙げました。

ここまでの2敗は守り、上位へ食い込むためにはサーブにブロックと1年生セッターのトスワークがカギになるでしょう。(文責・奥本浩平)

その他の試合、東海大(6-0)3-1国士館大(2-4)、日本体育大(5-1)3-1日本女子体育大(3-3)、嘉悦大(3-3)3-0日本大(0-6)、順天堂大(4-2)3-0東京女子体育大(4-2)、筑波大(4-2)3-0早稲田大(0-6)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。

以上

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