2019年度秋季リーグ戦1部第3週
2019.06.14 更新
本学男子、明大破るも東海大に完敗
女子は日女体大を破って優勝へ望み
2019年度秋季リーグ戦1部第3週
関東大学バレーボール2019年度秋季1部リーグ戦第5、6日は9月21、22の両日、小田原アリーナで男女各12の24チームが結集して行なわれました。本学の男子は明治大学を3-1で破って1部リーグ2勝目を挙げましたが、東海大には完敗して通算2勝4敗。ここまで全勝できた女子は順天堂大にストレートで負けて手痛い1敗を喫しましたが、春の覇者・日本女子体育大を3-2で破り、優勝戦線に踏みとどまりました。
力の差歴然、東海大に1時間で完敗
[男子]▽第6日(22日。小田原アリーナ)
本学(2-4)0(18-25,14-25、15-25)3東海大(5-1)
明治を破った勢いで、東海もの夢は儚いものでした。正直、『なす術もなかった』と言うのが実感です。各セットとも序盤は拮抗しますが、中盤以降は東海の思うがまま。すべてのプレーに格差があり、青学のバレーボールをさせてもらえませんでした。前日の夢を追ったスタメンでしたが、中道がサーブで狙われて、攻守とも中途半端で、明大戦の頑張りの欠片も見られず、むしろ足を引っ張っていたのが目につきました。
<第1セット 18-25
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
12-18で渡辺→青山。
5-6から相手の攻撃を止められず5連続点を与えると12-18で3連続点を奪われ、勝負あり。とにかく拾って繋いで攻める、青学本来のスタイルは見られません。このセット唯一の見せ場は12-21から小田島の強打と薬師寺のブロックで奪った3連続得点でした。
<第2セット 14-25
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。
11-16で渡辺→青山、14-23で青山→渡辺。
勝負は9-11まで。中道が崩れて4連続点を許すと、11-16から、12-19からサーブで崩され、ブロックに捕まって、いずれも3連続点を奪われました。このセット、2点以上続けて取ったことは一度もありません。
<第3セット 15-25
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。
11-14で望月→今橋①,13-17で渡辺→青山、14-22で今橋→望月。
0-2もサーブで攻められ3-2。6-6もこまでで強打を食らって6-9と突き放されると、もう一方的です。本学はサイドアウト取るが精いっぱい。セッターを今橋に代えても流れは変わらず、13-17から、14-20から3連続点を取られて1時間足らずで一蹴されました。(文責・奥本浩平)
その他の試合、早稲田大(6-0)3-1日本体育大(3-3)、明治大(4-2)3-1東京学芸大(1-5)、筑波大(4-2)3-1順天堂大(2-4)、日本大(4-2)3-0中央大(3-3)、専修大(2-4)3-0駒沢大(0-6)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
スタメン変更が奉功 明大破って2勝目
▽第5日(21日・小田原アリーナ)
本学(2-3)3(25-19、25-21、23-25、25-23)1明治大(3-2)
一部昇格後、2勝目をあげることができました。応援の本多和彦さん(緑楯会副会長)「スタメンから腰の良くない中西を外して、薬師寺をミドルへ、山田をオポジットにして、アウトサイドヒッターを中道-小田島にした布陣が上手く行った。明治は恐らくサウスポーの中西を入れた、これまでの先発メンバーを予想して対応してきただろうが、『あれっ?』と言うことで戸惑いもあったのではないだろうか。中道も頑張っていたし、3-0のゲームだったが、審判の不手際もあって、それはダメだった」
<第1セット 25-19
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
16-14で渡辺→青山➁。
両者譲らずシーソーゲーム。中盤から本学はサーブレシーブの返球率が良く、スパイカーの調子も上がっていった。19-16で山田がブロックも決めると勢い付き、安心して見ていられる展開となった。最後は小田島のスパイクで幸先よくセットを奪取。
<第2セット 25-21
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。
14-12で渡辺→青山。
1-1で薬師寺のブロックポイント、6-5で中道のサービスエースと流れを作るプレーが多くみられ、相手の調子が上がる前にこちらの思うような攻撃ができていた。また、長田のレシーブのおかげでスパイカーも気持ちよく攻撃ができていたように感じる。2セット連取。
<第3セット 23-25
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。
12-16で渡辺→青山。
2セット先取したことで気が緩んだのか集中力に欠け、体も動かなくなっており、5-8ではサービスエースを許してしまった。また、ミドルからの攻撃が拾えず、点差が広がってしまったが後半、山田のスパイクによって勢いを取り戻したものの一歩及ばずセットを落とした。
<第4セット25-23
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。
16-13で渡辺→青山。
序盤から3本ブロックを決め流れを掴み、相手のサーブミスも重なってリードを保って試合を進めることができた。途中、サーブミスとブロックに捕まるなどで17-16と1点差まで詰められたが、ミドルからのクイックを長田が拾って流れを引き戻し、そのままリードを保って2勝目を収めた。(石田美来主務の報告から)
その他の試合、早稲田大(5-0)3-0駒沢大(0-5)、東海大(4-1)3-2日本体育大(3-2)、筑波大(3-2)3-0日本大(3-2)、中央大(3-2)3-1東京学芸大(1-4)、順天堂大(2-3)3-0専修大(1-4)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
ここ一番で頼りになる宮下、野嶋
[女子]▽第6日(22日・小田原アリーナ9
本学(5-1)3(16-25,27-25、25-18、22-25、15-10)2日本女子体育大(5-1)
男子の惨敗から1時間後、女子が激戦を制して、少しモヤモヤが消えました。本学にとってこの試合を落とすことは「リーグ優勝を諦め、3冠(東日本インカレ、秋季リーグ戦、全日本インカレ)も儚い夢になる」(生瀬良造総監督)ことです。全勝の日女体大との2時間に及ぶ戦いは、幾つもの夢をつなぎ、スタンドにあって松葉づえで応援する市川彩主将の祈りにも似た思いにも応えました。
<第1セット 16-25
スタメン=OH:目黒③- 住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
14-17で2枚替え宮下→佐藤➁、花澤→及川④、15-20で住田→井上①。
3-4から野嶋の一人舞台で6-4と逆転して、流れに乗るかと思いましたが、相手はさすが春の覇者。13-12から本学のミスに乗じて5連続点を奪うと攻撃力を発揮します。本学はメンバーチェンジで対抗しますが、ミスが多く、16-21から連続4点を許して、先制されました。
<第2セット 27-25
スタメン=OH:目黒③- 住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
22-22で山中→井上、25-25で井上→山中。
激しい攻防。本学は宮下、野嶋を軸に攻め、山中、目黒が絡みます。相手優勢の流れで終盤へ。16-21の劣勢を山中、宮下の強打に必死の守りもあって相手ミスを誘い、21-21と追いつきます。この連続5点が勝負の流れを決め、セットポイントを奪われながらも野嶋の踏ん張りでジュースに持ち込み、相手に取られた2度目のセットポイントも野嶋でしのぎ、25-25から山中を軸に連続ブロックでセットオールとしました。
<第3セット 25-18
スタメン=OH:目黒③- 住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
15-13で住田→依田①、21-15で依田→住田、22-17で目黒→井上。
9-9から宮下の巧打、山中の速攻で12-9とリードすると、激戦の第2セットを奪取した本学のリズムで進みます。17-14から相手ミスで労ぜずして3連続点をもらうと、そのまま流れ、最後は相手ミスでセットを連取しました。
<第4セット 22-25
スタメン=OH:目黒③- 住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
14-17で住田→依田、18-21で依田→住田。
このセットで決めたい本学。6-6から目黒、宮下の強打で9-8として希望をもたせますが、ここから3連続点を4度許して、自らムードを悪くします。追う立場になって追いつけないまま15-20から踏ん張って20-22。最終セットに持ち込まれましたが、この頑張りは無駄ではありませんでした。
<第5セット 15-10
スタメン=OH:目黒③- 住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
4-4で山中→井上、6-5で住田→依田、7-6で井上→山中、10-9で依田→住田。
4-4で、6-5で本学は守備固めのメンバーチェンジを行い“15点決戦”に対応します。サーブポイントを許して7-8でコートチェンジ。相手ミスで8-8となると目黒のブロックで一歩抜け出しますが、相手も踏ん張ります。10-9から宮下が自らのミスで追いつかれた責任を取り返すように3連続でスパイクを決めると、もう止まりません。相手強打を拾ったボールが直接相手コートに落ち、マッチポイントはブロックでぴしゃり。なんと5連続点で3冠への望みを繋ぎました。(文責・奥本浩平)
その他の試合、東海大(5-1)3-0東京女子体育大(2-4)、順天堂大(5-1)3-0大東文化大(0-6)、日本体育大(4-2)3-2国士館大(1-5)、筑波大(4-2)3-1松蔭大(0-6)、日本大(4-2)3-1嘉悦大(1-5)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
まさか、順天堂大にストレート負け
▽第5日(21日・小田原アリーナ)
本学(4-1)0(22-25、27-29、19-25)3順天堂大(4-1)
3セット通して自分たちの思い切ったプレーができず、それに対して伸び伸びとプレーする相手に攻め込まれ、守りに入ってしまう展開となってしまいました。明日は日本女子体育大学との対戦となり、粘りがあり攻撃も多彩なチームなので、本学はチーム一丸で粘りの攻めができるよう、今から準備をして明日に備えたいと思います。
<第1セット 22-25
スタメン=OH:目黒③- 住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
13-16で2枚替え花澤→二宮➁、宮下→佐藤➁、14-18で住田→井上①、16-22で2枚替え戻し、17-23で井上→住田。
出だしから相手のサーブで崩され、れコンビネーションプレーで攻められてリードを許します。中盤に入っても対応出来ず、点差が開きます。終盤に入り、やっと本学らしいバレーボールが少しずつ展開出来ましたが、時すでに遅し。先制されました。
<第2セット 27-29
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
14-16で2枚替え花澤→及川④、宮下→佐藤が宮下、15-17で住田→井上,19-20で2枚替え戻し、24-21で井上→住田。
出だしから宮下のスパイクで走りますが、本学のミスや相手のセンター攻撃などで7-7と並びます。そこから相手のサーブやレフトからのスパイクで連続得点を許して9-12とリードされますが、山中のブロックポイントや目黒のスパイクで3連続、5連続と得点を重ね、23-20と本学がリードします。しかし、ここから相手の猛反撃に圧倒されてジュースに持ち込まれ、逆転されてしまいました。
<第3セット 19-25
スタメン=OH:目黒③- 住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:佐藤➁、L:立石④。
11-17で2枚替え佐藤→及川、宮下→花澤、13-21で住田→井上、17-23で2枚替え戻し、19-24で井上→住田。
セットの入りは良かったものの5-4からミスが続き、7連続失点して相手に流れを渡してしまいました。点差を詰められないまま終盤に入り、最後は1、2セットとも止められずにいた相手センターの速攻を食い止めることができず、悔しい1敗を喫しました。(及川佑加主務の報告から)
その他の試合、日本女子体育大(5-0)3-1国士館大(1-4)、東海大(4-1)3-1日本体育大(3-2)、筑波大(3-2)3-2大東文化大(0-5)、日本大(3-2)3-0松蔭大(0-5)、嘉悦大(1-4)3-1東京女子体育大(2-3)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
以上