2019年度秋季リーグ男子1部最終日
2019.06.14 更新
本学、大健闘で1部残留も来季への課題
2019年度秋季リーグ戦男子1部最終日
本学男子、勝ち越しならず。関東大学バレーボール2019年度秋季男子1部リーグ戦最終日は26日、日本体育大健志台キャンパス米本記念体育館で6試合を行い、6季連続の優勝を決めている早稲田大学が東海大を3-0で破って2季連続11戦全勝(失セット4)で花を添えました。3位以下は6勝5敗が6校という混戦。その“演出者”は創部73年目にして初めて1部に昇格した青山学院大で、老舗校の筑波大、明治大、日体大、日大を破って5勝6敗の9位と健闘、2020年春季も1部で戦います。
勝ち切れなかったところに問題あり
[男子]▽第11日最終戦(26日・日本体育大健志台キャンパス米本記念体育館)
本学0(28-30、25-21、25-18)3東京学芸大
不完全燃焼の最終戦となりました。勝っても(セット率で)負けても9位が決まっていることもあって、先発は来季を見据えて、薬師寺を外してOPに山田を入れ、OHを小田島-中道の東亜学園ペア。詰めの段階で逆転を許して第1セットを落とすと、攻守が逆転します。ミドル、とりわけ中西のブロックが中途半端で守りにまで影響して、学芸の2年生に強打を食らいました。来季の課題を余すところなく見せての敗戦。来季への強化、ポジションはMB。ポイントは①サーブ➁ブロック③メンタル④体力では?
<第1セット 28-30
スタメン=OH:小田島➁-中道③、MB:中西③-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
18-12で渡辺→佐々木③、21-18で中西→小森山➁。
小田島(風邪で20日の日大戦欠場)が戻って元気に飛び出しました。長丁場の疲労からか動きが良くない山田も踏ん張りを見せ18-12。ここまで相手に連続2点を1回与えただけで、ほぼ完ぺきにゲームを支配してきました。雲行きが変わるのはここから。本学は連続点無し。相手は連続2点を3度続けて21-18。流れは学芸へ移ります。それでも渡辺が決めて24-21、セットポイントを奪いますが、不運? ネット際にこぼれたボールを小田島がスリップして溢しすと、続けざまに強打を決められデユース。山田の奮起もあって3度、セットポイントを迎えますが、あと1本が出ません。そして28-29で中道がスパイクを外して、掴みかけたセットを落としました。
<第2セット 21-25
OH:小田島➁-中道③、MB:中西③-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。
13-14で中西→青山➁、16-19で渡辺→佐々木。
山田の強打で4-2と飛び出しますが、第1セット後半の流れが学芸にあります。9-7からレセプションの乱れを突かれて連続4点を許して逆転されるとそのまま16-20。小田島、山田で20-20にしますが、21-21から21-23にされ、山田がブロックに捕まってセットポイントを奪われると、中道が掛けたフェイントがサイドラインを割って勝負あり。
<第3セット 18-25
OH:小田島➁-中道③、MB:薬師寺④-渡辺主将④、OP:山田①、S:望月③、L:長田➁。
15-18で渡辺→原口③。
中西を外して薬師寺を入れましたが、時すでに遅し。戦意を失ったチームの中で奮戦したのは渡辺、薬師寺の4年生。来季への希望を見つけられずにラストゲームになりました。(文責・奥本浩平)
その他の試合、早稲田大3-1東海大、明治大3-0専修大、中央大3-0筑波大、日本体育大3-1日本大、順天堂大3-1駒沢大。
▽最終順位
①早稲田大 11勝0敗
➁東海大 8勝3敗
③日本体育大 6勝5敗
④明治大 6勝5敗
⑤日本大 6勝5敗
⑥順天堂大 6勝5敗
⑦筑波大 6勝5敗
⑧中央大 6勝5敗
➈青山学院大 5勝6敗
⑩東京学芸大 3勝7敗
⑪専修大 2勝9敗
⑫駒沢大 0勝11敗
(注)同勝敗数はセット率による。
「よく頑張った!」ご苦労さん会
〇…最終戦の東京学芸大には不本意な形で負けてしまい残念!通算5勝6敗の9位。部史上初の1部リーグで5勝は「よく頑張りました」と、ご苦労さま食事会を閉会式後の午後6時半過ぎから青葉台駅近くの「牛角」で開きました。部員17名(欠席3=学連会議出席、体調不良など)、OB・OG会緑楯会2名、父母会3名が出席して、焼き肉に舌鼓を打ちました。「選手たちは皆、喜んでくれて、和やかな楽しい時間でした。大成功です」会を取り仕切った本多和彦さん(OB・OG会緑楯会副会長)も満足気でした。この会のために寄付をお寄せいただいたOB、OGの皆様、ありがとうございました。
主催=OB・OG会緑楯会(出席者・田上隆会長、本多和彦副会長)
父母会(出席者・渡辺主将の両親、山口選手の母親)
以上