OG今村優香さん、引退一転　セリエAへの挑戦

　　　　　　　　　　オファー受け2023～24シーズンから

イタリア・セリエA2への移籍を決断した今村さん（左）＝SAGA久光スプリングス提供＝

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「私らしく頑張ります」今村さん、決意新た

　本学OGで引退を宣言した今村優香さん（2016年卒）が今秋からイタリアのプロリーグ、セリエA2でプレーへ。1日、Vリーグ女子1部の久光スプリングスから発表されました。今村さんは2022～23シーズン限りで現役を引退していましたが、イタリア・セリエA2の「ヘルマエ・オリビア」からのオファーを受け、現役復帰を決意しました。同チームには、2017～18シーズンに元上尾メデイックスの内瀬戸真美さん（2023年度の黒鷲旗をもって現役引退）が所属していました。

　久光の広報を通して「一度競技を離れることを決めてからのオファーと言うことでいろいろ考えましたが、たくさんの経験をしたいと思い、挑戦する決断にいたりました。これから起こること、感じることを自分の人生にプラスに変えていけるよう、私らしく頑張っていきたい」とコメントした今村さん。移籍までの間、久光で練習を続け、佐賀県代表チームの一員8月下旬に行われる鹿児島国体の九州ブロック大会に出場する予定です。

　身長175㌢のアウトサイドヒッターの今村さんは、駿台学園高（東京）からスポーツ推薦で本学に入学。在学中の2013年に女子日本代表の登録選手に選出され、国際大会にも数多く出場。Vリーグでは久光製薬（現久光）への入団が内定した15～16年から7シーズンプレー。17～18年シーズンは212得点をマークするなど活躍。22～23年シーズンのレギュラーラウンドは開幕戦で先発のコートに立つなど8試合（6セット）に出場しました。

　ちなみに海外でプレーした本学OGは2022～23シーズンにペルー・リーグで活躍したセッターの花岡佳奈さん（V1女子NEC、2022年卒）が初めてで、今村さんは2人目。

　◇セリエ　イタリアのバレーボールリーグのトップデイビジョン。上位リーグをセリエA１（14チーム）、２（Aグループ12、Bグループ１１）で、下位リーグをセリエB1、2で、それぞれ構成。10月から翌年3月にホームアンドアウェーの2回戦総当たりで戦い、上位チームがプレーオフに進出する。イタリア国外の選手については、登録メンバーは4人以上のイタリア人、コート上には2人以上のイタリア人が居なくてはいけない。セリエA2のオリビアは2022～23年はAグループの6位でした。（注）数字はいずれも２０２２～23年リーグ終了時点。

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