本学、男女明暗分ける
2024.05.12 更新
女子は1敗を守り、男子は負け1つ増える
頑張れ!青学! 残り2試合
2024年度春季リーグ戦も大詰め。女子は1敗を死守しましたが、男子は負けが先行しました。女子1部、男子2部とも5月11、12の両日、続開。女子1部はキッコーマンアリーナで行われ、本学は東京女子体育大を3-1で下し、勢いそのままに全勝の日本体育大を3-2で破って1敗をキープ。2019年秋季リーグ戦2位以来の高順位を目指します。最終週を残して本学と筑波大は1試合少ないですが、全勝は筑波大、1敗は本学、日本体育大、日本大。一方、本学の男子は、駒沢大、山梨学院大にいずれもストレートで敗れて4勝5敗と黒星が一つ上回り、残り2試合に勝ち越しを掛けて臨みます。開幕時は9名だった選手も11名に増え、女子マネージャー2名を加えて13名の部員で戦ってきた団結力と底力を見せてくれるでしょう。
<2021年秋季以降の本学男女のリーグ戦成績>
▽男子 ▽女子(1部)
2021年秋 1部12位 5位
2022年春 1部12位(2部降格) 4位
秋 2位 5位
2023年春 7位 5位
秋 5位 6位
2024年春 ? ?
攻守ともにチーム力の確立を
「駒澤のようにつなぎやブロックの揃えなどチーム力の高い相手と対戦した時に、絶対的なエースと呼べる存在がいない本学ではやはりチーム力として差が目立ってしまう。ブロックフォローや守備の位置などの決まり事をしっかり作り、実践すること。そして何より要所でサーブをミスらないなど流れを掴むことができていないと感じる。チームとしての力をもっと確立していかなくてはならないと痛感した試合であった」(渡邉しほマネージャー)
悔しいが戦力差は歴然だった
[男子2部]▽第8日(5月11日・大東文化大東松山キャンパス体育館)
本学(4-4)0(22-25,25-20,17-25)3駒沢大(8-0)
<第1セット 22-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB間瀬主将④-渡邉④、OP高宮③、S中峯④、L嶋末①。16-14で守備固めとして渡邉→寄本 ③、20-23 で戻す。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカーOP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
序盤はサイドアウトの展開が続く。13-12で森口がサービスエースを決め、2点差をつけたところで駒澤大が1回目のタイムアウトをとる。タイムアウト開けも青学が得点を重ねるが、相手のサービスエースから流れを握られ4点ブレイクを許して16-18。本学1回目のタイムアウトも、流れを戻すことができず、セットを落とした。
<第2セット 20-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB間瀬主将④-渡邉④、OP高宮③、S中峯④、L嶋末①。12-14で守備固めとして渡邉→寄本③、 13-15で戻す。
1セット目同様、序盤から中盤にかけてシーソーゲームの展開。青学はサーブミスや継なぎのミスでブレイクをなかなか取れず、中盤のミスも重なり19-15で1回目のタイムアウト。最後まで開いた点差を詰めることができず、このセットも落とした。
<第3セット 17-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB間瀬主将④-渡邉④、OP高宮③、S中峯④、L嶋末①。11-19で守備固めとして渡邉→寄本 ③、15-23で戻す。
立ち上がりからサーブミスやネットタッチなどミスが目立ち、ブレイクされて徐々に点差をつけられる。相手の繋ぎの力とサイドからの攻撃に対し、本学は思うように攻撃が決まらず5-9で1回目のタイムアウト。サイドの森口・中村やオポジットの高宮の攻撃で得点するものの10-15から4ブレイクを許し10-19まで引き離される。その後も駒澤のチーム力の高いバレーに対応できず敗戦を喫した。(渡邉しほマネージャーの報告から)
その他の試合
国士館大(8-0)3-0大東文化大(6-2)、山梨学院大(6–2)3-0亜細亜大(7-1)、中央学院大(5-3)3-2立教大(1-7)、立正大(1-7)3-1平成国際大(1-7)、明治学院大(2-6)3-2国際武道大(0-8)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
小さなミスから一気に攻略される
「小さなミスで均衡が崩れ、一気に取られてしまったと感じた。リーグを通して思ったが、ミスの後にすぐにその流れを切れるような形を確立していかなければならないと感じた」(渡邉千夏主務)
勝つために大事なことは守備力
▽第9日(5月12日・大東文化大東松山キャンパス体育館)
本学(4-5)0(15-25,20-25,23-25)3山梨学院大(7-2)
<第1セット 15-25
スタメン=中峯(S)•中村(WS)•間瀬(MB)•高宮(OP)•森口(WS)•渡邉(MB)•嶋末(L) 。11-15で守備固めとして渡邉→寄本 ③、14-20で戻す。
序盤は危なげなくサイドアウトを取り切る形で進んだが、中盤、森口のキャッチミスが2本連続で出たところで均衡が崩れた。そこから相手のエースに勢いに乗られ、5点差をつけられる。終盤、渡邉のブロックが出るも、相手に何度も連続得点を許し、セットを終えた。
<第2セット 20-25
スタメン=スタメン=中峯(S)•中村(WS)•間瀬(MB)•高宮(OP)•森口(WS)•渡邉(MB)•嶋末(L) 。16-21で守備固めとして渡邉→寄本 ③、19-24で戻す。
1セット目と変わらず、序盤は両サイドがきっちりサイドアウトを取り切って3-3とする。しかし、嶋末のキャッチミスから自分たちのミスで5連続失点を喫してしまった。そこから立て直せず、5-11と離された。しかし、中村・間瀬のブロックポイントが2つ続いたところで青学が勢いに乗り、11-11まで追いつく。シーソーゲームとなったが、中村のキャッチミスで均衡は崩れ、7連続で失点。このセットを落とした。
<第3セット 23-25
スタメン=スタメン=中峯(S)•中村(WS)•間瀬(MB)•高宮(OP)•森口(WS)•渡邉(MB)•嶋末(L) 。18-15で守備固めとして渡邉→寄本 ③、21-20で戻す。
2セット目の雰囲気を引きずることなく、序盤はスパイカー陣の踏ん張りで勢いよく滑り出し、4-1とした。その後、両チーム共にサイドアウトをきっちり取って10-10で中盤に進む。ここで渡邉のブロックポイントが2本飛び出し14-10とリードした。しかし、相手エースを止めることはできず簡単に追い越されてしまう。終盤まで相手エースに気持ちよく決められてしまった結果、ストレート負けした。
以上
泥臭いバレーが出来た、4セット目以外は
「本日の試合は、自分たちがやりたいバレー『泥臭く相手を翻弄するバレーを追求し続ける』を発揮できた場面もあり、自信になるものもありました。しかし、特に4セット目は相手に押され、自分達から引いて流れを渡してセットを落とすなど、課題も残る試合となりました。今日の反省・課題を活かして、明日も勝利を掴むためにチーム一丸となり準備をしていきたいと思います」(鉾久香凜主務)
1年生セッター河本のトスワーク光る
▽第8日(5月11日・キッコーマンアリーナ)
本学(6-1)3(25-22,25-20,19-25,25-19)1東京女子体育大(6-2)
<第1セット 25-22
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。22-21で守備固め奥山→永井②。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカーOP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
序盤、相手の攻撃に2点連続点されましたが、その後お互いに譲らない展開になります。中盤、9-11からエドックポロの2連続サービスエース、髙橋、佐村らのスパイクで5点ブレイクし、13-11で流れを掴みました。終盤はサーブで相手を崩し、エドックポロのブロックアウトでラリーを取るなどして、セットを取り切りました。
<第2セット 25-20
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。20-18で守備固め谷島→永井②。
序盤、ブレイクを取る場面もありましたが、互いに譲らない展開になります。その後、7-7で相手に3点連続ブレイクされ、7-10とリードされます。しかし中盤、13-17からエドックポロや谷島主将のスパイクなどで、6連続得点し流れを掴み、19-17とリードした状態で終盤を迎えます。終盤も守備固め永井のサーブで崩し、相手に流れを譲らずセットを連取しました。
<第3セット 19-25
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。13-21で守備固め谷島→永井②、16-24で戻す。15-23で守備固めエドックポロ→岸川③。
相手にブレイクを許してしまい3-7とリードされます。その後もこちらに流れを持って来ることが出来ず、12-20まで点差を離されます。相手にセットポイントを取られてからも佐村や奥山のブロックポイントで粘りますが、最後はサーブミスでセットを落としてしまいました。
<第4セット 25-19
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。23-18で守備固め谷島→永井②。
互いに譲らない展開となりますが、相手に3点ブレイクされ5-9。しかし、その後エドックポロの攻撃で流れを作り、11-11と追いつき中盤を迎えます。そして、17-17の場面から佐村のスパイクや河本の隙をつくツーなどで5点連続得点を取ります。終盤には、守備固め永井のサーブポイントもあって、25-19で1敗を守りました。(鉾久香凜主務の報告から)
その他の試合
日本体育大(8-0)3-1東海大(3-5)、筑波大(7-0)3-0日本大(6-2)、日本体育大、順天堂大(3-5)3-1嘉悦大(0-8)、日本女子体育大(3-5)3-1桜美林大(2-6)、国士館大(2-6)3-0松蔭大(1-7)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
良いところも課題も全部出して勝った
「本日の試合は、自分達の良い部分、課題である部分が今まで以上に全て出た試合であったと感じています。6日の筑波戦が延期となり、本来であれば試合があった時間に練習を積み重ねられた分、自分達のやるべきことをより明確にすることができ、それを結果として出し切ることができたと思います」(鉾久香凜主務)
伝統の守備力でフルセットを制す
▽第9日(5月12日。キッコーマンアリーナ)
本学(7-1)3(25-17,25-27,27-25,25-27,15-13)2日本体育大(8-1)
<第1セット 25-17
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。22-17で守備固め谷島→永井②。
3-6と離されますが、相手のミスから3点ブレイクし、7-7と拮抗した戦いとなります。中盤、髙橋のスパイクから3点ブレイク、その後も佐村のスパイクが3点連続で決まり、19-15と相手を大きくリードします。終盤も奥山が際どいコースのスパイクで応戦し、セットを先取しました。
<第2セット 25-27
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。17-19で守備固め谷島→岸川③、21-22で戻す。21-22で守備固め奥山→永井②。
3-2から相手のスパイクなどで3-5と逆転されます。取っては取られ、シーソーゲームから中盤9-8の場面、相手のクイックやサイドの攻撃から5点ブレイクを許します。9-13から谷島のダイレクトアタックや髙橋のスパイクなどで2点ブレイクを繰り返して20-20、25-25と激しく競り合いますが、相手に隙をついたスパイクを決められ、セットを落としてしまいました。
<第3セット 27-25
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。20-20で守備固め奥山→永井②、25-26で戻る。21-22の場面で守備固め髙橋→岸川③、22-23で戻る。
序盤、サイドアウトからブレイクの応酬が続き、8-8と互いに譲らない展開となります。髙橋、奥山のスパイクで中盤、15-13とリードしますが、自分たちのミスから16-16。その後も攻防戦が続きますが23-23で谷島のブロックで流れを引き寄せ、最後はエドックポロの巧みなスパイクでブレイクしてセットを取り切りました。
<第4セット 25-27
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。20-16で守備固め谷島→永井②、23-23で戻る。23-23の場面で守備固め奥山→岸川③。
奥山の相手の穴をつく攻撃などが決まって9-8。中盤、エドックポロのサーブで崩し、佐村のスパイクが決まるなど4連続点して、14-9まで差をつけます。しかし、終盤にかけて相手の巧みな攻撃に苦戦し22-22。佐村のスパイクで応戦して25-25と粘りますが、相手のクイックやサイドからの攻撃を決められ、またもデユースの末フルセットへ持ち込まれます。
<第5セット 15-13
スタメン=OH エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。8-7で守備固め谷島→永井②、12-11で戻る。12-11の場面で守備固め奥山→岸川③、12-12で戻る。
序盤から譲らない展開。髙橋の相手を翻弄する攻撃やエドックポロの鋭いスパイクが決まり、8-7で接戦に持ち込みます。中盤も全員で拾って繋ぐ粘りを見せ12-12と並びますが、谷島のダイレクトアタック、ライトからのスパイクが2本連続で決まり、勝利しました。(鉾久香凜主務の報告から)
その他の試合
筑波大(8-0)3-0東京女子体育大(6-3)、日本大(8-1)3-1東海大(3-6)、国士館大(3-6)3-1順天堂大(3-6)、桜美林大(3-6)3-1嘉悦大(0-9)、松蔭大(2-7)3^1日本女子体育大(3-6)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
以上