頑張る!OG伊東千寿留さん

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頑張る!OG伊東千寿留さん

2024.06.09 更新

 SVリーグ目指す「GOLD STARS八王子

 OG伊東千寿留さん、代表で陣頭指揮

本学OGの伊東千寿留さん(2014年卒)=写真=が八王子市でSVリーグを目指して奮闘中。2023年4月にスタートした「GOLD STARS八王子」の代表理事としてチームの運営に携わる一方、コートではミドルブロッカーとし戦っています。選手はわずか9名。本学OGでリベロの斎藤里紗子さん(2023年卒)が加わっていますが、さらに2024年卒でセッターの勝又心さん、アウトサイドヒッターの北林桃佳さんの加入も予定されており、チーム力も一段とレベルアップしそうです。

我が道を行く!伊東千寿留さん。2014年4月、卒業と同時にV2の上尾メディックスに入団し、V1に昇格すると8月には退団して一般企業に転職します。2016年7月には米国へビジネス留学し、現地のクラブチームで選手復帰。クラブ経営者からも刺激を受け、選手とビジネスマンの両面で自分の思いを表現したいと1年後の10月に帰国し、起業を目指してビジネススクールに通います。選手としての活動にも本腰を据え、熊本や倉敷のクラブチームで選手、運営の両面で奮闘していましたが、2021年11月、東京オリンピック開催で活気を取り戻した時期、新型コロナ禍で活動を停止していた現所属チーム「東京RED HEARTS」(旧名称)に選手兼アシスタントコーチとして加入。同時にジュニア指導、市内学校の外部講師として活動し、現在に至っています。
目標のSVリーグへの道のりは険しい。まず実業団リーグで優勝または準優勝してⅤリーグへ。さらに実績を積むことが不可欠で、道のりは決して簡単ではありません。戦力面では本学女子バレーボール部のバックアップも待たれるところです。

   学生時代達成できなかった日本一を

 GOLD STARS八王子・伊東千寿留選手兼代表「学生時代に遡ると、高校卒業でプロに行く選択肢もありましたが全て断り、大学進学を選択しました。単純に自分に自信がなかったのと、バレーボール以外の知識を得て、視野を広げたかったからでした。在校期間、当時監督だった生瀬さんからは誰よりも叱られましたがそれくらい期待されているのも感じていました。よく、“ここは一流の選手ではなく、一流の社会人になる為の修行の場なんだ”“日本一になって当然。日本一にならなければ何も意味がない”と何度もおっしゃっていました。その言葉が今でも忘れられません。素質も実力も足りない私を主将に任命したのも、その先の人生の期待も込めて成長してほしいという思いからだと、今だからこそわかります。私を育ててくれたバレーボール界、指導者の方々、母校に恩返しする為にも、青山学院の教育方針である地の塩、世の光となり、バレーボールを通じて社会に貢献して参ります。そして学生時代達成できなかった日本一を目指し、そして世界へ挑戦していきます」

<チーム紹介> チームは2020年3月に「東京RED HEARTS」として設立。同時期、世の中はコロナ禍に入り、活動は一時停止。その間に専任スタッフが離れ、チームの存続が厳しい状況になりました。残ったモノもヒトもいない。そんな中でも2023年4月にチーム名・会社名を新しくし、再始動。何とか這いつくばってここまで来ました。八王子の町・人々・歴史・環境… とにかく八王子が好きだから。どこの地域にも負けない団結力。東京の核心は八王子だ。そんな自負心に満ち溢れた熱意を胸に八王子をバレーボールで盛り上げていきます。私たちは現在、選手がスタッフ業務と兼任しながら活動しています。0からのスタートとなりました。まずは現在所属している実業団リーグで優勝することが目標です。ここで成績を残し、Vリーグへの加入を目指します。バレーボール界は2024-2025年シーズンから世界最高峰リーグの実現に向け、プロリーグへと編成されます。トップリーグの名称はSVリーグ。最終目標はSVリーグへの加入。2030年の加入を目指しています。

以上

 

<国内トップリーグの再編と「SVリーグ」>バレーボールの国内リーグは、これまで『Vリーグ』としてV1からV3までの3部制でしたが、ことし10月に始まるシーズンからは将来的なプロリーグ化を目指す『SVリーグ』と、その下部にあたる『Vリーグ』の2つに再編され、ホームアリーナの規模や年間の売上高などに応じてライセンスが交付されます。
『SVリーグ』は2027年シーズンまでの完全なプロリーグ化、そして2030年に世界最高峰のリーグになることを目指して、ことし(2024年)10月からスタートするバレーボールの新しいリーグです。『SV』の『S』にはStrong(強く)Spread(広く)Social(社会)などの意味が込められています。
バレーボールの国内のトップリーグはこれまでも数回の再編が行われてきました。国内のトップリーグは1967年から長いあいだ実業団のチームで構成された『日本リーグ』でしたが、1990年代前半、サッカーのJリーグなどほかのスポーツのプロリーグ化の流れを受けてバレーボールでも検討されるようになりました。当時は準備期間が短かったことや、実業団チームの賛同が得られなかったこともあり、プロ化は実現しなかったものの、組織運営を発展させるなどの改革を行って1994年に『Vリーグ』がスタートしました。当初は日本リーグ同様、実業団のみでしたが、徐々に選手がバレーボールに専念する実質的なプロチームも参加するようになり、2018年からは参入基準などを明確化してV1からV3までの3部制で運営されてきました。
2022年には将来的なプロリーグ化を目指し、Jリーグの専務理事やバスケットボールのBリーグでチェアマンを務めた大河正明さんを招へいするなどして『SVリーグ』の発足に向けた準備を進めてきました。
『SVリーグ』も最初は完全なプロリーグの形にはこだわらず、これまでと同様、実業団チームの参加を認める一方、ライセンスの交付基準はJリーグやBリーグを参考に厳格化しました。基準では▽ユースチームを保有すること、▽ホームアリーナはホームゲームを80%以上行えることに加え、2030年以降は5000人以上を収容できること、▽売上高についても2026年のシーズンまでが4億円以上、それ以降は6億円以上とすることなどが求められています。そして2027年のシーズンまでにはすべてのチームが運営法人を持った完全なプロリーグ化を目指すとしています。

《SVリーグ 参加チーム》一部のチームでは企業名が外れたほか、多くのチームが所在地名を入れました。

【女子】14チーム

▽アランマーレ山形(山形県天童市)
▽デンソーエアリービーズ(福島県郡山市)
▽Astemoリヴァーレ(茨城県ひたちなか市)
▽群馬グリーンウイングス(前橋市)
▽埼玉上尾メディックス(埼玉県上尾市)
▽NECレッドロケッツ川崎(川崎市)
▽KUROBEアクアフェアリーズ(富山県黒部市)
▽PFUブルーキャッツ(石川県かほく市)
▽クインシーズ刈谷(愛知県刈谷市)
▽東レアローズ滋賀(大津市)
▽大阪マーヴェラス(大阪市)
▽ヴィクトリーナ姫路(兵庫県姫路市)
▽岡山シーガルズ(岡山市)
▽SAGA久光スプリングス(佐賀県鳥栖市)

【男子】10チーム

▽ヴォレアス北海道(旭川市)
▽東京グレートベアーズ(東京・渋谷区)
▽VC長野トライデンツ(松本市)
▽東レアローズ静岡(静岡県三島市)
▽ジェイテクトSTINGS愛知(愛知県岡崎市)
▽ウルフドッグス名古屋(愛知県稲沢市)
▽大阪ブルテオン=旧姓パナソニックパンサーズ=(大阪・枚方市)
▽サントリーサンバーズ大阪(大阪市)
▽日本製鉄堺ブレイザーズ(大阪・堺市)
▽広島サンダーズ(広島市)

以上

 

 

 

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