勝てない男子、6連敗だ
2024.09.21 更新
男子、慶応大にフルセット負け
1敗守った女子は優勝争いに参戦
2024年度秋季リーグ戦第5,6戦
本学、女子は1敗を守るも、男子は6連敗と苦しい戦いです。関東大学バレーボール2024年度秋季リーグ戦第3週、第5,6日は9月21、22日、男子2部は埼玉・大東文化大東松山キャンパス体育で女子1部は青山学院大相模原キャンパスでそれぞれ行われ、男子は1部から降格の慶応義塾大にフルセットの戦いをしましたが、結局は敗れて6連敗を喫しました。一方、女子は嘉悦大、日本女子体育大を連破して、後半戦へ望みを繋ぎました。来週、21日から最終日までの5試合は男女とも負けられない戦いとなります。
◇本学の今後の対戦相手◇
▽女子 ▽男子
9月28日 日本体育大 9月28日 平成国際大
29日 順天堂大 29日 立正大
10月5日 筑波大 10月12日 国際武道大
12日 日本大 13日 立教大
13日 東京女子体育大 19日 明治学院大
以上
目の前の1勝を自ら諦めたような試合
本学(0-5)2(17-25、29-27、15-25,25-23,11-15)3慶応義塾大(5-0)
<第1セット 17-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
長いラリーを制し、渡邉のクイックでまずは青学が流れを取った。その後も、一つ一つ相手の攻撃をつなぎ3-0。それ以降はお互い攻撃を決め切り、9-7とした。しかし森口のキャッチミスで同点とされた後、渡邉のスパイクがミスとなり、10-11と逆転されてしまう。序盤決まっていたスパイクが拾われてから勢いがなくなり、無理な攻撃が増えたことによるミスも増え、気づけば14-18と離されてしまった。中村のスパイクがシャットされ、その次のポイントで嶋末がサービスエースを取られたところで完全に流れを持っていかれた青学が、セットを落とした。
<第2セット 29-27
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①・安倍③・寄本③。
1セット目と同じく、長いラリーを制した青学が1点目を取った。渡邉が相手のブロックにマークされるも時間差やバックアタックなどを多用して6-3と流れを掴み、相手にタイムアウトを取らせた。しかし、その後は相手の強力なサーブに苦しみ、まともに攻撃させてもらえず、7-7と並ばれてしまう。中盤まではお互いが攻撃を決めシーソーゲームとなったが、中村のブロックポイントで連続得点を取った青学が均衡を崩し16-14。一気に行きたいところで再び相手に流れを取られ、23-22ともつれ込む。お互いキープし続け27-27となった。そこで渡邉が相手の攻撃を完璧にブロックし、最後の流れを掴んだ青学が接戦を取り切った。
<第3セット 15-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①・寄本③。
序盤は相手の攻撃的なサーブに苦しめられ、5-8と3点差を付けられる。中盤以降もサーブミスなど単調なミスが続き、流れを引き寄せることが出来ないまま気づけば11-18とされた。終始何もさせてもらえないまま得点を重ねられ、セットを落とした。
<第4セット 25-23
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①・寄本③。
渡邉のサービスエースが序盤にあり、先に青学がリードを取る形で4-2とした。中盤まではお互いがキープし続ける展開も、嶋末がサービスエースを取られたところから一気に4連続サービスエースを決められ、10-14と離されてしまう。しかし、間瀬のサーブで3連続ブレイクを決め、17-16と再び追い越した。終盤まで気が抜けないゲーム展開が続くも森口が決め切り、フルセットへ持ち込んだ。
<第5セット 11-15
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①・寄本③。
嶋末がサービスエースを取られるも、すぐに渡邉の一人時間差で取り返してセットがスタートした。先に均衡を崩されたのは青学だった。キャッチが乱れ、攻撃の形に繋げられずに4連続失点を喫し、6-8とされてしまったが、チェンジコート明けから相手の攻撃を辛抱強く拾い、8-9とする。しかし、小さなミスから相手に連続得点を取られ、最後はサービスエースを決められ、今リーグ戦初勝利を逃した。(渡邉千夏主務の報告から)
サーブの有効率を考えてほしい
フルセットまでもつれ込んだものの勝てない理由は、やはりサーブの効果率であると考える。相手のキャッチも決して良いとは言えないにも関わらず、ネットにかけるようなジャンプサーブが多く、簡単に得点をあげてしまうケースが多々あった。勝負所で攻める必要があることも理解できるが、今日のような相手には、サーブをきっちり入れる事こそが相手を動揺させることに繋がったのではないか。チーム全体として、サーブで攻める必要がある場面なのかどうかをはっきりさせる必要があると感じた。(渡邉千夏主務)
その他の試合、
東京学芸大(5-0)3-0立教大(0-5)、山梨学院大(5-0)3-0国際武道大(0-5)、亜細亜大(5-0)3-0平成国際大(0-5),中央学院大(4-1)3-0立正大(0-5)、大東文化大(5-0)3-0明治学院大(1-4)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
勝負は中盤まで、ここ一番踏ん張れず
▽第6日(9月22日、埼玉・大東文化大東松山キャンパス体育館)
本学(0-6)3(21-25,19-25,19-25)3東京学芸大(6-0)
<第1セット 21-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。
森口のパイプ攻撃で本学が得点してスタート。しかし、その後は終始、学芸大の鋭いサーブや攻撃に押されてブレイクを重ねられる。森口の正確なキャッチで攻撃に繋げ、本学もサイドアウトを取り、食らいついていくもセットを落とした。
<第2セット 19-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。
序盤、渡邉・高宮のブロックやサイド攻撃で互角の展開。学芸大のチームとしての纏まりに苦しむものの、14-15と食らい付く。ここから学芸大の繋ぎのプレーに対し、本学はミスを誘われ得点できず、さらにサービスエースを決められるなどして14-19と差が開いてしまった。この点差を詰めることができず、2セット目も落とした。
<第3セット 19-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将④、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。
立ち上がりからサービスエースを決められる。押される展開になるものの、相手のサーブミスが連続しサイドアウトを奪い合う展開。パイプやサイド、ミドルで攻撃を組み立て中盤までシーソーゲームを繰り広げ16-16で終盤へ。ここから学芸大主将の鋭いサーブに苦しみ、サービスエースやブロックなどで4ブレイクされて16-20。この点差を詰めることなく敗戦を喫した。(渡邉しほマネージャーの報告から)
気合いを入れ直して後半戦へ
リーグ開幕から上位校との対戦が続き、選手たちにとっても苦しい試合となりました。特に今週は1部から降りてきた格上校との対戦となり、チーム力や攻撃力・守備力ともに力の差が見えてしまったのではないかと感じました。次週からリーグ後半戦となり、全日本インカレ出場をかけて1試合も負けられません。気合を入れ直して今後の試合に臨みたいと思います。(渡邉しほマネージャー)
その他の試合、
慶応義塾大(6-0)3-0平成国際大(0-6)、山梨学院大(6-0)3-0明治学院大(1-5)、亜細亜大(6-0)3-0国際武道大(0-6)、中央学院大(5–1)3-1立教大(0-6)、大東文化大(6-0)3-0立正大(0-6)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
以上
嘉悦大に1セット落とすも快勝
本学(4-1)3(25-18,25-22,26-28,25-22)1嘉悦大(1-4)
<第1セット 25-18
スタメン=OH 土橋①-佐村③、MB エドックポロ④-谷島主将④、OP 髙橋④、S 河本①、L 伊藤③。17-13で守備固め、エドックポロ→岸川③、23-16で戻す。23-16で守備固め、谷島主将→永井②。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
土橋の巧みなブロックアウトから先制点を取ります。その後、谷島主将のブロード攻撃が決まり、サーブで崩してブロックで仕留めるなど、ブレイクを取り7-3。中盤、相手の速い攻撃からブレイクを許しますが、土橋の力強いスパイクや河本の隙をつくツーで得点を重ね、17-13で終盤を迎えます。19-15から、髙橋の豪快なスパイクとブロックでブレイクし22-16。その後も佐村が穴を狙ったフェイント、ブロックアウトでブレイクし、セットを取りました。
<第2セット 25-22
スタメン=OH 土橋①-佐村③、MB エドックポロ④-谷島主将④、OP 髙橋④、S 河本①、L 伊藤③。19-17で守備固め、エドックポロ→永井②23-21で戻す。23-21で守備固め、谷島主将→岸川③。
序盤から相手の軟打に翻弄され2-5でスタートします。しかし3-7から、髙橋のバックアタックや、エドックポロの鋭いクイックでチームが勢い付き、7-7と追いつきます。中盤、相手のサーブやブロックを利用した攻撃に攻め込まれ14-14と拮抗しますが、佐村や土橋の技のあるスパイクで応戦し、18-16と広げて終盤へ。競りながらも土橋のスパイクや谷島主将の隙をつくクイックで得点を重ね、2セット連取しました。
<第3セット 26-28
スタメン=OH 土橋①-佐村③、MB エドックポロ④-谷島主将④、OP 髙橋④、S 河本①、L 伊藤③。17-19で守備固め、エドックポロ→永井②21-22で戻す。21-22で守備固め、谷島主将→岸川、25-25で戻す。
序盤からお互いに譲らぬ攻防。相手に連続得点を取られながらも5-5と並びます。土橋や谷島らの奮闘によって、3連続得点を取りますが、相手も巻き返しを図り、拮抗した展開となります。11-11から髙橋④のスパイクポイントを皮切りに連続得点を重ね、中盤14-12と差をつけます。自チームのミスもありながら、何とか流れを掴もうと全員で粘りますが、18-20と点差をひっくり返されます。その後も谷島主将のブロック、土橋のスパイクなどで応戦しますが、相手も粘りを見せ、デュースに持ち込まれます。エドックポロの奮闘で粘るもののセットを落とします。
<第4セット 25-22
スタメン=OH 土橋①-佐村③、MB エドックポロ④-谷島④、OP 髙橋④、S 河本①、L 伊藤③。20-16で守備固め、エドックポロ→永井②。
序盤で土橋のサービスエースがあり、そこから4点ブレイクで5-1。その後も河本が、ミドルブロッカー陣を巧みに操り7-2で中盤を迎えます。8-5から自分達のサーブミスでブレイクを許しますが、河本の技ありのツーや谷島主将のブロックで、15-11と点差を広げて終盤に入り、エドックポロの鋭いスパイクでブレイクを重ね19-13。相手もクイックや速い平行を仕掛けてきますが、粘りを見せ22-16と踏ん張り、最後は谷島主将がダイレクトスパイクを決めて勝利しました。(鉾久香凛主務の報告から)
相手の嫌がることを先に仕掛ける
本日の試合は、絡みを含め、自分達がやりたい攻め方で相手を翻弄出来た部分もありましたが、試合の中盤自分たちからミスを出し、冷静に判断してプレーができず、相手に押されてしまう場面もありました。この反省を活かし、明日の試合では、どんな状況でも、冷静に判断し、相手が嫌なことを先手で仕掛けていけるよう、心と体の準備をして臨みたいと思います。(鉾久香凛主務)
その他の試合、
東海大(3-2)3-1筑波大(4-1)、日本大(4-1)3-0国士館大(0-5)、日本体育大(4-1)3-0明海大(1-4)、東京女子体育大(4-1)3-2日本女子体育大(0-5)、順天堂大(5-0)3-1桜美林大(0-5)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
日女体大をストレートで破り5勝目
▽第6日(9月22日、神奈川・青山学院大相模原キャンパス体育館)
本学(5-1)3(25-21,25-19,25-22)0日本女子体育大(0-6)
<第1セット 25-21
スタメン=OH 土橋①-佐村③、MB エドックポロ④-谷島主将④、OP 髙橋④、S 河本①、L 伊藤③。11-15で2枚替え、髙橋→鉾久④、河本→西澤②16-18で戻す。18-20で守備固め谷島主将→永井②。
髙橋の相手のブロックを利用したスパイクで先制。その後、土橋のパワフルなスパイクが決まり得点を重ねていきますが、お互いに譲らない展開で9-10となります。谷島主将のブロード攻撃などが決まりますが、自分らのミスが出てしまい相手に2点ブレイクを重ねられ12-17と点差が広がります。そこから、髙橋の相手の隙をつくフェイントと鋭いスパイクが決まると、佐村も応戦してコースを狙ったスパイクが決まり21-21と追いつきます。更に、佐村が相手のブロックを利用したスパイクなどが決めてセットを取ります。
<第2セット 25-19
スタメン=OH 土橋①-佐村③、MB エドックポロ④-谷島主将④、OP 髙橋④、S 河本①、L 伊藤③。20-17で守備固め、エドックポロ→永井②。
先制点はとられるものの髙橋の相手のブロックを利用したフェイントや土橋のサービスエースなどでブレイクします。その後、相手のスパイクに対応できず5点ブレイクされてしまいます。しかし、エドックポロの巧みなスパイクからブレイクを重ね、髙橋のパワフルなスパイクで応戦し15-15。その後、河本のツーアタックから勢いがつき19-16とリードを広げると途中出場の永井のサーブで相手を崩し、谷島主将のライトからのスパイクが決まり、2セット連取しました。
<第3セット 25-22
スタメン=OH 土橋①-佐村③、MB エドックポロ④-谷島主将④、OP 髙橋④、S 河本①、L 伊藤③。 21-15で守備固め土橋→永井②24-21で戻る。23-20で守備固め、髙橋→岸川③。
土橋の巧みなブロックアウトで先制します。その後、佐村のサービスエースなどから4点ブレイクして9-5。中盤、高橋の相手を翻弄するフェイントで14-9。相手レフトもブロックを利用して果敢に攻めてきますが、点差を付けたまま試合を進めます。さらに、土橋のスパイクで3連続得点し19-14。終盤は、相手の粘り強い攻めに押され、連続得点を許し22-20となります。しかし、自分達も相手を上回る粘り強さを発揮し、最後は土橋の豪快なスパイクでセットを取り切り、5勝目をあげました。(谷島花虹主将の報告から)
泥臭いプレーを安定して出し続ける
本日の試合は、ブロックでしつこく圧をかけ、点を取るまで粘り、ストレートで勝利することはできたものの、相手にブレイクを与えてしまう場面も多くありました。状況に一喜一憂せず、自分たちの強みである泥臭さを安定して出し続け、得点を重ねられるようしっかりと準備をして、来週の試合に臨みたいと思います。(谷島花虹主将)
その他の試合、
国士館大(1-5)3-2筑波大(4-2)、日本大(5-1)3-0明海大(1-5)、日本体育大(5-1)3-0嘉悦大(1-5)、東京女子体育大(5-1)3-2桜美林大(0-6)、順天堂大(6-0)3-1東海大(3-3)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
以上