谷島、鉾久は能登へ
2025.03.10 更新
谷島前主将、鉾久前主務は被災地へ
女子部、能登復興支援に一役
女子バレーボール部が能登復興支援活動に一役―。卒業を控えた前主将の谷島花虹④、前主務の鉾久香凜④は地震被災から約1年3か月の能登へ、在京の部員は現地の子供たちに自作のプレゼントを用意しました。青学アスリート能登復興支援活動「キッズスポーツチャレンジin能登」(主催・オール青山スポーツコミュニティ)は、3月7日(金)〜9日(日)の3日間に渡って珠洲市、輪島市、能登町で小中学生に向けたスポーツ教室や炊き出しなどを行いました。
スポーツ教室では、青学のアスリートたちがそれぞれの競技を小中学生に教え、様々なスポーツに触れることで、スポーツを見る、やる楽しさを体験してもらいました。谷島と鉾久は、子供達にバレーボールの基礎からゲーム形式までをレクチャー。現地には来ることのできなかった部員達は、メッセージ付きの自作メダルを作成して、被災の子供達にプレゼントすることで思いを伝えました。
最終日には能登市の避難所で炊き出しを行いました。そこには自宅の電気が通らず避難生活を余儀なくされる方や、家の復興が今も進んでいない方が暮していました。炊き出しで作った鳥野菜鍋を避難民の方と一緒に食べた後、避難所の中も見せていただきました。
また今回の活動にあたっては、災害緊急支援ネットワークのOpen Japanさん、ちょんまげ隊隊長の角田寛和(ツン)さんなど、沢山の方々のサポートのもと、貴重な経験をさせていただきました。
(鉾久香凜)
この経験を復興支援に貢献
谷島花虹④「ニュースなどで被災地の状況や出来事は知っていたものの、実際に現地に行かせていただいて、想像以上に復興が進んでいない部分も多く、驚きを感じました。支援するどころか共に活動させてくださった方々、現地の方々、皆さんの温かさに私自身が力をもらいました。ありがとうございました。この経験を活かして、復興支援に少しでも貢献できるよう行動していきたいと思います」
生きる力強さに勇気をもらった
鉾久香凜④「今回復興支援に参加させて頂き、現状の厳しさを目の当たりにしました。しかし、現地の方々と接し、今を懸命に生きる力強さに私の方が勇気を貰いました。また、3日間を通して参加していたアスリートの方々、準備やサポートをして下さった運営の方々と活動を共にし、暖かい気持ちになると共に沢山の学びがありました。素晴らしい出会いに感謝でいっぱいです。この経験を活かして、自分に出来ることを1つでも多く行動に移していきたいです」
以上
<オール青山スポーツコミュニティの活動目的>
青山学院に関わる皆様ならびに地域社会の皆様が健康、快活で笑顔溢れ充実した日々を過ごすための一助となるべく、スポーツを通したコミュニティ作りを推進致します。この取り組みは学院内の教職員(中等部教員、高等部教員、大学教職員ほか)を発起人として発足したボトムアップ・プロジェクトです。(原文のまま)
◇能登半島地震の規模◇
▽地震の概要(気象庁情報:1月2日7:00現在)
発生日時 令和6年1月1日16:10
震源及び規模(暫定値)
場 所 石川県能登地方(北緯37.5度、東経137.3度)
規 模 マグニチュード7.6(暫定値)
震源の深さ 16km(暫定値)
▽石川県の震度(震度5強以上)
震 度 7 志賀町 震度6強 七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町
震度6弱 中能登町、能登町
震度5強 金沢市、小松市、加賀市、羽咋市、かほく市、能美市、宝達志水町
▽被災状況 2024年12月24日時点での能登半島地震の被害は、死者が489人(うち災害関連死261人)、全壊家屋は6,445棟。今回の地震では、断層の上下方向の動きによって陸側がせり上がりました。輪島市の沿岸では最大約4メートルも隆起しました。道路や水道管などのインフラは甚大な被害を受け、そのことから消火が遅れ火災の被害も拡大したのです。被害が甚大であることに加えて、山間地を結ぶ道路が各地で寸断され、インフラや住居の再建には時間を要しています。震災前の生活に戻るにはまだまだ時間がかかる状況です。
以上