本学女子、最下位の嘉悦に敗れ5敗目
2014.05.20 更新
歯車狂う本学女子、勝てない5敗目
2014年度春季リーグ戦大詰め
バレーボールの2014年度関東大学春季リーグ戦は18日、亜細亜大体育館で男子2部第9日を、駒沢屋内球技場で女子1部第8日をそれぞれ行い、本学の男子は中央学院大に快勝しましたが、女子はここまで最下位の嘉悦大に完敗しました。今週末24日は男子の最終戦で会場を東京農大桜ヶ丘アリーナに移し、本学は全勝の宇都宮大(午前11時開始の第2試合)と対戦。女子は青学記念館で順位位決定リーグ第2戦、東京女子体育大(午前11時開始)と戦います。
小早川監督の叱責で奮起
[男子2部]▽第10日(18日・亜細亜大体育館)本学6勝4敗
本学(6-4)3(25-23、25-21、25-16)0中央学院大
スタメン=ウイング辰③−高岡①、ミドル松島①−小泉翔太③、オポジット岩橋主将④、セッター牧瀬③、リベロ金澤①。
きょう(18日)午前中、小早川監督から電話をもらいました。きのう(17日)不甲斐ない試合後、厳しく叱ったと言う内容です。取り分け岩橋主将にはリーダーとして失格とまで言って叱責したそうです。監督は「きょう(中央学院戦)は少しはましになると思います」という言葉を残して電話は終わりました。
亜細亜大体育館の山脇先輩から「3-0で勝ちました」と一報が入りました。「やったな!」小早川監督の顔を思い浮かべました。23、21、16、ストレート勝ちして、相手に与えた点が少なくなって行ったケースが過去あっただろうか。昨秋2位のチームに勝ったことより、スコアにより喜びを感じました。
監督の一喝。その気持ちが伝わって、如何に集中して戦ったかが伝わってきました。「辰がよく決めました。サーブカットも大きく崩れませんでしたし、サーブミスばかりの岩橋も力をセーブしていましたが、ミスなしです。気持ちですよ。ただ中央学院大のミスに助けられた分もありますから、最終日の宇都宮大戦まで本当の評価は待ちましょう」(山脇先輩)。そうしましょう。
夜、小早川監督から電話がありました。「今日の試合は見てほしかった」「試合前にも昨日と同じことを言いました」「岩橋は顔立ちまで変わって、チームをよく纏めました」「宇都宮大戦も当然きょうの延長です」。(文責・奥本浩平)
その他の試合、中央学院大(5-5)、宇都宮大(10-0)3-1日大(8-2)、大東文化大(8-2)3-1国際武道大(7-3)、立大(1-9)3-2桜美林大(1-9)、国士舘大(8-2)3-1亜細亜大(2-8)、東京農大(3-7)3-1東京経済大(1-9)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
岩橋主将の凡ミスから完敗
[男子2部]第9日(17日・亜細亜大体育館)本学5勝4敗
本学0(21-25、21-25、16-25)3国際武道大
スタメン=ウイング辰③−高岡①、ミドル松島①−小泉翔太③、オポジット岩橋主将④、セッター牧瀬③、リベロ金澤①。
勝負は第1セットでした。5-10でタイムを取る劣勢。9-14と追いつけないまま中盤を迎えました。ここから翔太、高岡が踏ん張り、ブロック2本加えて14-14と勝負のできる状況に持ち込みました。高岡の強打、松島のブロックで15-16と逆転。競り合いに入って、チームリーダーの2本のミスが流れを変えました。18-19で岩橋のライトからのクロスへの強打がサイドラインを割りました。トスも問題なし、まさにポカです。さらにキャプテンは20-21からサーブミス。同点機をミスミス逃したのです。「主将が肝心なところでミスしては勝てません」山脇先輩の一言に肯きました。第2セットもリードを許しながら中盤から終盤に追いつき、突き放される展開で、一泡吹かせるどころか、返り討ちにあった思いでした。
残り2試合ですが、サーブ、サーブレシーブ、ブロックの弱さは当初からの指摘通りです。ブロックと守りは連携していますから、当然レシーブも弱いと言うことになります。
サイドからの攻撃にブック1枚が多すぎます。強打をほしいままに浴びることになります。
サーブが弱いからサーブレシーブも上手くならない、ここでも悪循環です。監督やコーチの指示をどこまで実践できるか、すべては日ごろの練習です。厳しい言い方ですが、部員たちが自覚して自ら課題をクリアーするしかありません。
その他の試合、国際武道大(7-2)、宇都宮大(9-0)3-2大東文化大(7-2)、日本大
(8-1)3-2中央学院大(5-4)、国士舘大(7-2)3-0東京経済大(1-8)、東京農大
(2-7)3-0立教大(0-9)、亜細亜大(2-7)3-0桜美林大(1-8)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
どうした⁉ 何かが狂っているぞ!
[女子1部]▽第8日順位決定(5-8位)リーグ戦(18日・駒沢屋内球技場)本学3勝5敗
本学(3-5)1(16-25、25-22、16-25、19-25)3嘉悦大
スタメン=レフト今村③-坪川①、ミドル財前③-雨谷①、オポジット高野③、セッター比金(姉)主将④、リベロ小島②。
1次リーグではわずか1時間で片付けた嘉悦大。「勝てる」と言う気持ちが先に立っていた、としたら。
比金主将の報告です。「気の緩みからミスを連発してしまい、失点を重ねました。また、サーブで崩され、二段攻撃になり、自分たち本来の攻めを組み立てられませんでした。サーブで相手を崩せず、簡単に決められてしまうと言う悪循環の展開になってしまいました。(残り2戦は)負けるわけにはいかない試合です。自分たちの持てる力を十二分に発揮して戦っていきます」
その他の試合、1-4位リーグ=東海大(8-0)3-0宇都宮大(3-5)、筑波大(5-3)3-1日本体育大(6-2)、5-8位リーグ=日本女子体育大(3-5)3-2東京女子体育大(2-6)、嘉悦大(2-6)。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
全勝東海にフルセットも及ばず
[女子1部]第7日(17日・駒沢屋内球技場)本学3勝4敗
本学2(25-23、25-19、20-25、17-25、11-15)3東海大
スタメン=レフト今村③-坪川①、ミドル財前③-雨谷①(土浦日大高)、オポジット高野③、セッター比金(姉)主将④、リベロ小島②。
雨谷は初めての先発。生瀬監督苦心のオーダーでしたが…。
「1、2セットは出だしよく、足も動いて、粘り負けすることなく、全員一丸となり、攻めるバレーが出来ました。3セット目から相手の攻めが変わり、それに対応できず、自分たちのミスが目立ってしまいました。しかし、レシーブで動いていたし、粘りのあるプレーもたくさんありました。ただ、2セット先取した後の1セットが取り切れなかったり、ミスで自滅するところなどたくさんの課題もありました。明日(18日)から上位、下位に分かれてのリーグ戦になります。足元をすくわれたり、気を抜かないよう引き締めて、全員一丸となって戦っていきたいと思います」(比金主将の報告要旨)
その他の試合、東海大(7-0)、日体大(6-1)3-1東京女子体育大(2-5)、筑波大(4-3)3-0嘉悦大(1-6)、日本女子体育大(2-5)3-1宇都宮大(3-4)。本学と宇都宮大は勝敗同数ですが、セット率で宇都宮大が4位となり、上位リーグへ進みました。(注)校名横のカッコ内は通算勝敗。
以上