本学男子、亜細亜大に0-3、女子3連敗
2016.04.25 更新
本学男子、亜細亜大にまさの完敗
2016年度春季リーグ戦前半のヤマ場
関東大学バレーボール2016年度春季リーグ戦は23、24の両日、男子2部は亜細亜大体育館で、女子1部は青学記念館で続開。桜美林大をストレートで下し、4連勝と勢いに乗る本学男子は24日、前半戦のヤマ、亜細亜大戦に臨みましたが、0-3で敗れました。女子は日本体育大に1-3、順天堂大に2-3で通算3連敗となりました。リーグ戦は、黒鷲旗全日本選抜大会(4月30〜5月5日・大阪)のため中断して、5月7日に男子2部は亜細亜大体育館で、女子1部は青学相模原体育館で、それぞれ再開。本学は男女とも宇都宮大と対戦します。
安易なサーブミスは大けがの元
[男子]▽2部第5日(24日・亜細亜大体育館)
本学(4-1)0(24-26、21-25、18-25)3亜細亜大(3-2)
スタメン=レフトウイング薬師寺①-渡辺①、ミドル佐藤吉③-松島③、オポジット木下③、セッター田島②、リベロ金澤③。
勝負どころは第1セットでした。若いチームの本学は第1セットを取って優位に進めたいところ。2枚看板の木下、松島が存分にテクニックを示して互角の展開です。サーブ、サーブカットは負けていません。気になるのはサーブミス。11-11から木下のサーブミスから3連続点を許して、ベンチはタイムを取ります。ビハインドが2点差のまま終盤、19-21。ここで佐藤吉のブロック、松島のサーブポイントで逆転。流れは本学へ傾き、ルーキー渡辺がフェイントを決めてセットポイントを握りました。一気に決めたいところでしたが、加減をして打った渡辺のジャンプサーブが大きく外れて、ジュース。相手エースに決められ“逆王手”をかけられたところで2度目の作戦タイム、さらにブロック強化で佐藤吉に代えて萱野②を起用しましたが、守りが崩れ、乱れたトスを打ちに行った木下が相手ブロックにかわされて、先制を許してしまいました。
ラリーポイント制ではサーブの失敗は相手の得点になります。それだけにサーブの重要性がサイドアウト制の時より増したと言われます。が、緩いサーブを打って強打を決められるより、スポイントまたは相手を崩す思い切ったサーブを打ってミスしても仕方ない、と言う考えが支配的なのでしょうか。サーブミスが多すぎました。このセット、相手4に対して8。
第2セットも中盤劣勢でした。それでも16-20から木下の強打に加え、松島が相手エースを初めてシャットアウトするなどして19-20。しかし、20-21から木下がサーブを失敗すると、あっさり逃げ切られました。
一矢を報いたい思いは選手もベンチも応援席も一緒です。第3セット、5-5から田島のドリブルから崩れ5-8。ベンチはセッターを田島から1年生の安田に代えて流れを変えようとしますが、裏目に出て5-11。すぐさま元に戻します。それでも相手のリズムを変えることはできず7-15。渡辺、木下が意地を見せて連続5得点、12-15としましたが、そこまででした。最後は、この試合を象徴するように渡辺のサーブが大きくエンドラインを割ってゲームセットとなりました。
まだ1敗。選手たちは、この試合は忘れて、これからの戦いへ気持ちを切り替えてほしいと思います。
そのほかの試合、慶応大(5-0)3-0立正大(0-5)、法政大(5-0)3-1宇都宮大(0-5)、国際武道大(5-0)3-0桜美林大(0-5)、国士舘大(4-1)3-0山梨大(0-5)大東文化大(4-1)3-0東京経済大(0-5)。(注)チーム横のカッコ内数字は通算勝敗。
黒鷲旗でVリーグ勢にチャレンジ
[女子]▽1部第3日(24日・青学記念館)
本学(0-3)2(21-25、25-19、18-25、25-23、13-15)3順天堂大(3-0)
スタメン=レフト泉コートキャプテン④-市川①、ミドル野嶋①-及川佑①、オポジット宮下①、セッター山野辺③、リベロ小島主将④。
泉彩子コートキャプテン「1セット目は序盤リードしながらも、中盤でサーブレシーブが乱れて連続失点し、そのまま流れを取り戻せませんでした。18点まで互角の展開となった2セット目、終盤本学のリズムに持って行き、セットオール。3セット目も勢いそのままに8-3とリードしながら、またもや自分たちのミスで落としました。4セット目は8-8から13-9とリードを広げ、終盤追いつかれそうになりましたがフルセットに持ち込むことが出来ました。ファイナルセットはどっちが勝ってもおかしくない展開でしたが、自分たちにミスが出て初白星を逃がしました。
苦しい時に踏ん張ることができず、相手のペースにはまってしまいます。この日、最後の2点が取れなかったのは私たち4年生の弱さであり、課題だと思います。そこにしっかり向き合います。今週末から黒鷲旗に出場します。Vプレミアやチャレンジのチームと戦えるチャンスです。チャレンジャー精神をもって、昨日今日の課題を改善するようチーム全員で臨んできます」(報告要旨)
その他の試合、筑波大(3-0)3-1日本女子体育大(1-2)、東海大(3-0)3-0東京女子体育大(2-1)、嘉悦大(1-2)3-2日本体育大(1-2)、宇都宮大(1-2)3-2早稲田大(0-3)。(注)チーム横のカッコ内数字は通算勝敗。
男子は危なげなく無傷の4連勝
[男子]▽2部第4日(23日・亜細亜大体育館)
本学(4-0)3(25-16、25-23、25-16)0桜美林大(0-4)
スタメン=レフトウイング薬師寺①-渡辺①、ミドル佐藤吉③-松島③、オポジット木下③、セッター田島②、リベロ金澤③。
正味50分、本学は危なげなく4勝目をマークしました。
強いて言えば、第2セット。強敵と対戦する今後を思うベンチは、一人でも二人でも使える選手を見つけたいものです。レフトサイドを1年生で戦う現状を思えば、昨年までの主力の辰④、高岡③には期待するものも当然あります。
第1セット、20-12から。今季リーグ戦で高岡を、フォワードで、渡辺に代えて起用しました。21点目を決めたものの、サーブミスで相手に16点目をサービスして、可もなく不可もなくといったところでしょうか。流れは本学だけに第2セット、辰を渡辺に代えてスタートしました。8-7からです。辰がサーブで狙われてリズムを崩して、8-10と逆転されると、ベンチも我慢できず、辰を代えざるを得なくなったのです。このセット、流れを引き戻すのに苦労しましたが、19-20から松島の連続ブロックなどで逆転すると、最後は木下のバックアタックで振り切りました。
スタメンを第1セットに戻した第3セット、一方的な展開で16-7になると、ベンチは復活を願う高岡を薬師寺に代えて投入します。しかし、なぜか、ここでもリズムが崩れて17-12と5点差に。たまらず元に戻す有様でした。
上位同士が激突するこれからを考えると、辰、高岡だけでなく、ベンチの思惑通りに頑張る選手が一人でも多く出てきてほしいと思わずにはおれません。
そのほかの試合、法政大(4-0)3-1亜細亜大(2-2)、慶応大(4-0)3-0東京経済大(0-4)、国際武道大(4-0)3-1立正大(0-4)、国士舘大(3-1)3-0宇都宮大(1-3)、大東文化大(3-1)3-0山梨大(0-4)。(注)チーム横カッコ内数字は通算勝敗。
自分たちのミスでリズムを崩す
[女子]▽1部第2日(23日・青学記念館)
本学(0-2)1(25-23、21-25,23-25、17-25)3日本体育大(1-1)
スタメン=レフト泉コートキャプテン④-市川①、ミドル野嶋①-及川佑①、オポジット宮下①、セッター山野辺③、リベロ小島主将④。
泉彩子コートキャプテン「1セット目を掴み取ることが出来ました。スタートダッシュすることができ、青山学院大学の流れのまま20点台まで持っていくことが出来ました。しかし1セット目の後半でベンチとの連携ミスなどでリズムを崩し、セットを取ったものの相手に流れを渡した状態で第2セットへ入りました。出だしから日体大のペースで進み、14-23と大差の土壇場で奮起して20点まで挽回しました。逆転へ向けチーム一丸で勢いを出しましたが、あと一歩のところで及びませんでした。第3セットは、2セット目終盤の勢いで出だしから突っ走るつもりでいましたが、自分たちのミスでそれを潰してしまいました。第4セットもミスから負けてしまいました。
この試合、一人一人の硬さもとれ、思いっきりの良いプレーが増え、好プレーもありましたが、ミスも目立って、これがそのまま敗因となったと思います。ミスが出てしまうと、いくら点を取ってもプラスマイナス0になり、流れもつかめません。明日の試合(順天堂大戦)は、ミスを出さないよう集中力と今季強さを前面に出していきたいです。連敗ですが、明日はもう一度リセットし直し、気持ちを切り替えてチーム全員で勝ちにいきます」(報告要旨)
そのほかの試合、筑波大(2-0)3-1早稲田大(0-2)、東海大(2-0)3-0日本女子体育大(1-1)、順天堂大(2-0)3-0宇都宮大(0-2)、東京女子体育大(2-0)3-0嘉悦大(0-2)。(注)チーム横カッコ内数字は通算成績。
以上