2019年度春季リーグ戦第3週
2019.04.21 更新
男子6連勝 女子も勝ち星先行
2019年度春季リーグ戦第3週
関東大学バレーボール2019年度春季リーグ戦第3週は20、21の両日、亜細亜大学体育館で男子2部第5,6日を、青山学院大相模原キャンパス体育館では女子1部の第4,5日を続開。本学男子は立教大、神奈川工科大を破って6連勝をマークしましたが、立教戦のフルセットで失セット3となり、1部との入れ替え戦を目指すには残り4戦全勝で最終戦(対国士館大)を迎えることが条件となりました。女子は桜美林大を3-1、嘉悦大を3-0で下し、2連敗のあと3連勝で勝ち星が先行しました。次週の組み合わせは活動予定を参照ください。
後半戦、心配はリベロ長田の右手首
[男子]▽2部第6日(21日・亜細亜大学体育館)
本学(6-0)3(25-18、25-15、25-15)0神奈川工科大(0-6)
まとまりを欠き、無様な立教大戦の反省が見えました。部員の采配で進められた、前半戦最後の試合。負ける相手ではないだけに気の緩みが気がかりでしたが、「前日の二の舞は御免だ」とばかりに正味45分足らずで決着を付けました。ただ、この日も悪い点が一度ありました。第2セット、15-6から渡辺主将のサーブミスから4連続点を与えたことです。自分たちのミスをきっかけに連続点を許すケースが、今季は目につきます。これはハートの問題。勝負の後半戦では心してほしいものです。もう一点心配なのは長田の負傷した右手首です。テーピングを外していましたが、まだ痛みがあるようで第2、3セットで途中、山口と交代。オーバーハンドパスは無理のようで、本人は「大丈夫です」と言いますが、山口では代わりにならないだけに、守備の要に不安があります。一方、攻撃の主軸、薬師寺④、山田①を“完全休日”させたのは正解だと思います。
<第1セット
スタメン=サイド中道③-青山②、ミドル中西③-渡辺主将④、オポジット小田島②、セッター望月③、リベロ長田②。
序盤は互角の展開。7-5から中西のスパイクをきっかけに本学のリズムになります。10-10から、15-13からともに3連続得点をマークするとそのまま先制しました。
<第2セット
スタメン=サイド中道③-青山②、ミドル中西③-渡辺主将④、オポジット小田島②、セッター今橋①、リベロ長田②、山口③。
相手ミスから一気に4-0。一方的な流れになりましたが、15-6から自分たちのミスを境に4連続点を与えて5点差。力の差があるから幸いしました。ズルズル行かず、20-15から青山のサーブで揺さぶって5連続点で締めました。
<第3セット
スタメン=サイド中道③-青山②、ミドル中西③-原口③、オポジット小田島②、セッター小森山②、リベロ長田②、山口③。
本学が突っ走ります。10-6から小森山の4本のサーブポイントもあって記録的な連続9点を奪って、勝負ありでした。(文責・奥本浩平)(注)円内数字は学年。
その他の試合、国士館大(6-0)3-0立教大(1-5)、法政大(6-0)3-0立正大(1-5)、亜細亜大(6-0)3-2産業能率大(0-6)、大東文化大(5-1)3-0平成国際大(1-5)、国際武道大(1-5)3-1中央学院大(3-3)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
平澤先生、応援ありがとうございます
〇…バレーボール部前部長の平澤典男先生は応援に“大忙し”−。昨日は相模原キャンパス(淵野辺)へ、今日は亜細亜大(武蔵境)へと愛用のバイクで走り回ります。「昨日(立教大戦)はどうして、あんな(フルセット)になったんですか」と言えば「女子は1セット目とって、第2セットを足られてるんですよ、ここ(4試合)まで」と気になることばかりのようです。お住まいは国立。「僕はバイクですから…」と帰宅の途へ。来週はどちらでお目にかかれるのでしょうか。
中西だけの3年生、奮起せよ望月、中道
▽2部第5日(20日・亜細亜大体育館)
本学(5-0)3(25-22、22-25、25-22、22-25、15-13)2立教大(1-4)
予想外の展開は気持ちのゆるみです。スタメンを含め各セットの采配は学生たちに委ねています。前半戦(第3週)までの条件で小早川監督も了解。しかし、自主性とは名ばかりで、コートの選手たちには自立の力はありませんでした。流れを変えたのは第2セットのスタメン。レセプションを含め守りは乱れ、繋ぎも正確さを欠き、第3セット以降も立教のペースのままで、ヤキモキの2時間足らずでした。この試合、ミドルの原口祥大③(東洋高出)、リベロの長田康矢②(高川学園高出)が今リーグ初めてベンチ入りしました。
<第1セット
スタメン=サイド山田①-青山②、ミドル中西③-渡辺主将④、オポジット薬師寺④、セッター望月③、リベロ長田②。
0-0で望月→今橋①、24-21で渡辺主将→小森山②。
この試合を象徴するようにいきなりレセプションの乱れからミスを連発して0−4。その後、中西の強打、渡辺のブロックなどで流れをつかみ23−17と勝負あったに見えましたが、ここからレセプションの不安定に付け込まれて連続4点を与えます。それでも青山が2点取って何とか先制しました。
<第2セット
スタメン=サイド山田①-中道③、ミドル中西③-原口③、オポジット小田島②、セッター望月③、リベロ山口③。
12-16で原口→渡辺主将④。
6−2と幸先よくスタートしましたが、メンバーを代えたことが裏目に。リベロのレセプションがままならず、リズムを狂わせ7−6。その後、9−11と逆転されると追う展開です。13−16からミスを重ねて3連続点を与えて6点差に広がります。個々の戦力アップは後半戦へ向けて必要なことですが、それにしては各人の心構えができていません。本来のサイドに戻った中道、初登場の原口は今一で、山口はミスが目立ち、このセット再逆転できず。
<第3セット
スタメン=サイド山田①-中道③、ミドル中西③-渡辺主将④、オポジット薬師寺④、セッター望月③、リベロ長田②。
お互い連続点を取り合う、荒いゲーム展開となりました。2−3から本学が4連続点をもらえば、8−5から5連続点を与えて逆転されます。すかさず本学が4連続で12−10。続いて立教が5連続点で再逆転です。その後、14−17から相手のミスに乗じて4連続点を2度もらった本学が、再々逆転でセットをものにしました。このセット、立教のミスは11(本学4)。
<第4セット
スタメン=サイド山田①-中道③、ミドル中西③-渡辺主将④、オポジット薬師寺④、セッター望月③、リベロ長田②。
本学にとっては一気に決めたいセット。9−4とリードしますが、レセプションだけでなく、繋ぎ、トスが思うようにいきません。苦労するのはスパイカー。10−5からミスが絡んで連続4点を与えて、見通しゼロです。案の定、15−13から中道のサーブミスをきっかけに7連続点を許してはダメです。薬師寺、山田が踏ん張りますが、追い付き、追い越せませんでした。
<第5セット
スタメン=サイド山田①-中道③、ミドル中西③-渡辺主将④、オポジット薬師寺④、セッター望月③、リベロ長田②。
流れは立教です。守りも繋ぎも立教が上。4−2から5連続点を取られ、5−8でコートチェンジ。勢いづく相手に、待ったをかけたのが中西と薬師寺です。二人のスパイクで8−8にすると互角の展開。9−11とされますが、フル回転のルーキー山田が決め、相手ミスを挟んで渡辺がブッロクで抑え込んで12−11。薬師寺が13、14点目を決めると、相手がスパイクをミスって5勝目を手にしました。それにしても情けない試合。今季5戦目にして最悪でした。反省すべきは学生です。(注)円内数字は学年。(文責・奥本浩平)
その他の試合、国士館大(5-0)3-0国際武道大(0-5)、法政大(5-0)平成国際大(1-4)、亜細亜大(5-0)3-0神奈川工科大(0-5)、大東文化大(4-1)3-0産業能率大(0-5)、中央学院大(3-2)3-2立正大(1-4)。(注)校名横カッコ内は通算成績。
鬼門の第2セットを奪って圧巻の3勝目
[女子]▽1部第5日(21日・青山学院大相模原キャンパス体育館)
本学(3-2)3(25-15、25-13、25-9)0嘉悦大(2-3)
今季ここまで4試合、第2セットを落として来た本学が、やっと第2セットを奪い、ストレートで勝ちました。文句なしの快勝。この調子で27日の日本大戦に勝って、一気に優勝戦線へ名乗りを上げてほしいものです。
<第1セット
スタメン=サイド目黒③-市川主将④、ミドル野嶋④-山中②、オポジット宮下④、セッター花澤②、リベロ立石④。
20-11で市川→井上①。
出だし市川と野嶋の攻撃が決まって連続得点を取って主導権を握ります。9-6からは花澤のサーブや山中のスパイクが続いて決まってリードを広げました。終盤にはいっても本学の相手の隙をついた攻撃が光り、セットを取りました。
<第2セット
スタメン=サイド目黒③-市川主将④、ミドル野嶋④-山中②、オポジット宮下④、セッター花澤②、リベロ立石④。
今季毎試合1セット目は取っても2セット目を落とすという展開が続いていたので、「今日は攻め続けてどんどん仕掛けて行こう」と全員で決めて第2セットに入りました。8-9から花澤のサーブで崩し、山中のブロックやスパイクなどで8連続得点し16-9とリードを広げます。その後もサーブで崩し、粘って相手のミスを誘うことで得点を重ね、鬼門の第2セットを取りました。
<第3セット
スタメン=サイド目黒③-市川主将④、ミドル野嶋④-山中②、オポジット宮下④、セッター花澤②、リベロ立石④。
市川と宮下のスパイクでいきなり5-0。本学が流れを掴むと花澤のトスワークが光り、多彩なコンビで相手を翻弄して連続得点を重ねました。サーブでも相手を崩すことができ、勢いそのままに勝ちきりました。(及川佑加主務の報告から)㊟円内数字は学年。
この他の試合、順天堂大(4-1)3-0松蔭大(1-4)、国士館大(4-1)3-2日本大(4-1)、日本女子体育大(4-1)3-0桜美林大(0-5)、筑波大(3-2)3-2日本体育大(1-4)、東京女子体育大(3-2)3-1東海大(2-3)(注)校名横カッコ内は通算成績。
●●○○並んで、これからが勝負だ
▽1部第3日(20日・青山学院大相模原キャンパス体育館)
本学(2-2)3(25-19、23-25、25-12、25-17)1 桜美林大(0-4)
<第1セット
スタメン=サイド目黒③- 市川主将④、ミドル野嶋④-山中②、オポジット宮下④、セッター佐藤②、リベロ:立石④。
17-12で2枚替え佐藤→住田①、宮下→花澤②、19-14で市川→井上①。
目黒と山中のサービスエースから出だし連続得点のスタート。中盤では、1点ずつの攻防が続き、山中のスパイクから3連続得点するものの、自分たちのミスで連続点を与えてしまいました。17-12で住田と花澤を二枚替えで投入し、更に井上で守備固め指定本学が流れを掴むと、そのままセットを取りました。
<第2セット
スタメン=サイド目黒③- 市川主将④、ミドル野嶋④-山中②、オポジット宮下④、セッター佐藤②、リベロ:立石④。
13-13で佐藤→花澤②、18-20で市川→井上。
出だしから相手のサーブで攻められ、本学のミスが続き4連続失点。その後、相手のミスや野嶋のスパイクで10-8と逆転に成功しますが、その後も相手の軟打にかき乱され、思うように攻撃に繋げず、相手のペースで進みます。本学も必死の粘りや目黒のスパイクなどで食らい付きますが、最後は相手のブロード攻撃に押し切られました。
<第3セット」
スタメン=サイド目黒③- 市川主将④、ミドル野嶋④-山中②、オポジット宮下④、セッター花澤②、リベロ:立石④。
21-8で市川→二宮②。
セッターを第2セット中盤で入った花澤に代えたこのセット。序盤から本学の攻撃がいいリズムで展開出来て、連続得点を重ね10-4とします。その後もブロックを利用したスパイクや相手の穴に落とす軟打が次々と決まり、15-4。その後もサーブが走り、相手に思うように攻撃をさせず、粘って攻め返すという展開でこのセットは取りました。
<4セット目
スタメン=サイド目黒③- 市川主将④、ミドル野嶋④-山中②、オポジット宮下④、セッター花澤②、リベロ:立石④。
相手レフトのスパイクで0−3と出だし躓きます。が、野嶋のブロックポイントで流れを掴み、6連続得点で10-6と逆転。そのまま本学の流れで、サーブでも攻め、通算成績を2勝2敗のタイにしました。勝負はこれからです。(及川佑加主務の報告から)
その他の試合、日本大(4-0)3-0松蔭大(1-3)、日本女子体育大(3-1)3-0筑波大(1-3)、順天堂大(3-1)3-1東海大(2-2)、東京女子体育大(2-2)3-0日本体育大(1-3)、嘉悦大(2-2)3-0国士館大(2-2)(注)校名横カッコ内は通算成績。
以上