2019年度秋季リーグ戦女子1部最終日
2019.10.19 更新
本学女子2位、男子やったぜ!1部残留
2019年度秋季リーグ戦女子1部最終日
本学女子は2位、男子は残留決定―。関東大学バレーボール2019年度秋季1部リーグ戦は19、20の両日、男子第9、10日を日本体育大健志台キャンパス米本記念体育館で、女子第10、11日最終戦を青山学院大記念館でそれぞれ行い、男子は早稲田大学、女子は東海大学の優勝が決まりました。本学男子は順天堂大に1-3で敗れましたが、日本大に3-1で勝って通算5勝5敗の五分に。また第9日に専修大が東海大に敗れて8敗となった時点で残留(10位以上)が決定しました。失セット3で独走の早稲田大は中央大を3-0、明治大を3-1で破って全勝をキープ。追う1敗の東海大が中央大に1-3で敗れたため、最終日(26日)の直接対決を待たず、早稲田の6季連続優勝を飾りました。本学女子は国士館大を3-1、嘉悦大をストレートで下して9勝2敗で今リーグを終え、セット率で2位に滑り込みました。最終日までもつれ込んだ優勝争いは1敗同士の東海大、日本女子体育大。東海大は国士館大を3-0で破って、日女体大vs順天堂大の結果を待つ展開は、日女体が0-3で敗れ、東海大が2季ぶりの優勝に輝きました。個人賞の本学受賞者は、敢闘選手賞=野嶋華澄(4年)、ブロック賞=山中宏予(2年)、レシーブ賞=目黒安希(3年)、サーブ賞=住田帆志乃(1年)の4名。受賞者11名中、本学4名は最多です。
先発の中道、硬軟取り混ぜて殊勲
[男子]▽第10日(20日・日本体育大健志台キャンパス米本記念体育館)
本学(5-5)3(20-25、30-28、25-22、27-25)1日本大(6-4)
流れを掴み、気持ちを切らさない方が勝つ―。そんなゲーム展開でした。元気者の小田島が体調不良(風邪)で急きょ欠場。代わって高校(東亜学園)の1年先輩、中道が先発です。第1セットを簡単に落とし、第2セットはいきなり1-7。「ストレート負けかな」と思っても不思議ではありません。が、セットポイントを奪われてから5連続点を取って”逆王手“を掛け、ジュースを重ねてセットオールにしました。これで気持ちも乗った本学は流れを掴み、本来の粘って拾ってコンビで攻めるリズムを取り戻して、前日(順天堂大戦)の負けを取り戻す☆を勝ち取りました。
<第1セット 20-25
スタメン=OH:中道③-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
14-15で渡辺→青山➁、18-19で中西→小森山➁。
前の日の流れを断ち切れない本学。サーブで崩されて2-4。薬師寺が踏ん張って7-8と迫りますが、3連続点を許して突き放されると、そのままセットを奪われました。
<第2セット 30-28
スタメン=OH:中道③-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。
9-11で渡辺→青山、13-17で中西→小森山、18-21で小森山→中西。
レセプションが乱れて1-7。逆転の起点は直後、中西、山田が決めて3連続点を取ったことです。歯止めをかけた形になって、本学に踏ん張りが見えます。山田が止められ13-19になると相手の3連続ミスで3点差に。しかし、追い付けないまま20-24、セットポイントを許します。この日の本学は神がかっています。中道のサーブで相手を崩し、薬師寺、中西の連続ブロックに相手ミスもあって25-24と“逆王手”。その後は本学が常に先行して、4度目のジュースを中道が巧打を連発してモノにしました。大きな流れをモノにした本学。以降のセットに繋がります。
<第3セット 25-22
スタメン=OH:中道③-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。
16-11で中西→小森山、21-18で小森山→中西、渡辺→青山。
汗で床がスリップする不運もあって1-4。それでも流れは本学です。薬師寺、山田が強打を見舞うと、中道が硬軟取り混ぜたスパイクで揺さぶります。4連続点、3度の3連続点で20-14。サーブで崩され4連続点を与えますが、嫌なムードを渡辺が断ち切って、2セット連取しました。
<第4セット 27-25
スタメン=OH:中道③-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。
13-9で中西→小森山、17-14で渡辺→青山。
本学はリズムも気持ちも変わりません。相手も東海大を3-0で破って、この時点で3位にいるだけに、地力は本学以上でしょう。が、互角の展開。勝負は終盤へ。山田が奮闘して本学がマッチポイントを握りますが、ジュースに持ち込まれ、薬師寺がアタックラインオーバーの反則を取られて、逆にセットポイントを与えます。24-25からまたまた中道の出番。フェイント、ブロックアウト、フェイントと相手を翻弄する3連続点で1時間50分の戦いに蹴りを付けました。(文責・奥本浩平)
その他の試合、早稲田大(10-0)3-1明治大(5-5)、中央大(5-5)3-1東海大(9-2)、筑波大(6-4)3-1専修大(2-8)、日本体育大(5-5)3-0駒沢大(0-10)、東京学芸大(3-7)3-2順天堂大(5-5)。㊟校名横カッコ内は通算成績。
左腕の強打などで断たれた?本学のリズム
▽第9日(19日・日本体育大健志台キャンパス米本記念体育館)
本学(4-5)3(21-25、25-18、20-25、23-25)3順天堂大(5-4)
国体、天皇杯ブロック大会の都合で日程が2週間の空き。試合勘が戻らないのか、鈍っているのか、粘っこい守りからコンビネーションで攻める本学のリズムを出せないままでした。逆の見方をすれば、本学のリズムの芽を順天堂の2年生サウスポーと1年生エースに潰された格好となったと言えます。2017年秋季の1、2部入れ替え戦(1-3)の雪辱を期しましたが、叶いませんでした。(文責・奥本浩平)
<第1セット 21-25
スタメン=OH:小田島➁-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
11-11で中西→山本①、14-15で渡辺→青山➁、16-17で小田島→中道③、19-20で中道→小田島。
お互いに凡ミスが多く、波乗れません。本学は19-20でミスが続いて3連続点を与えると、そのままセットを落としました。
<第2セット 25-18
スタメン=OH:小田島➁-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。
15-9で小田島→中道、18-10で中西→山本、20-13で中道→小田島、21-13で渡辺→青山。
4-2から薬師寺のサーブで揺さぶり、山田の強打、ブロックなどで4連続点を奪って流れを掴みます。10-7からは小田島が踏ん張って4連続点を、さらに中西の速攻、相手ミスなどで3連続点を取って17-9とすると「勝負あった」。リズムに乗った本学なら、一気に詰めるところですが、なかなかどうして。2年生サウスポーと1年生エースに遮られ、終盤、五分の戦いとなった。この流れが次のセットに繋がります。
<第3セット 20-25
スタメン=OH:小田島➁-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。
9-8で小田島→中道、10-11で中西→山本、12-13で中道→小田島、13-14で渡辺→青山。
前セットの終盤の延長で進みます。動いたのは9-8から。レセプションが乱れ、この試合初めて3連続点を許して逆転されます。追う展開で流れに乗れません。19-20から連続ミスの後、山田が捕まって23点目を与えると、このセット逆転への道は消えました。
<第4セット 23-25
スタメン=OH:小田島➁-山田①、MB:中西③-渡辺主将④、OP:薬師寺④、S:望月③、L:長田➁。
8-9で中西→山本、7-8で小田島→中道、10-12で中道→小田島、11-12で渡辺→青山。
粘って繋いでコンビで攻めるー本学の持ち味はまだ出ません。しかし、がっぷり組んで中盤へ。12-12で手痛いミスを重ねて4連続点を与えます。すぐさま薬師寺、小田島で1点差に詰め寄り、相手ミスで18-18としますが、中西、薬師寺のサーブミスが続いて流れに乗れません。それでも山田が奮戦して21-21、22-22、23-23と競りますが、最後は薬師寺のスパイクが外れて1時間半の戦いは終わりました。
その他の試合、早稲田大(9-0)3-0中央大(4-5)、東海大(8-1)3-0専修大(2-7)、日本大(6-3)3-0駒沢大(0-9)、筑波大(5-4)3-2明治大(5-4)、日本体育大(5-4)3-1東京学芸大(2-7)。㊟校名横カッコ内は通算成績。
悔いは残るが2位に食い込み及第点
[女子]▽第11日最終日(20日・青山学院大学記念館)
本学3(25-16,25-19,25-20)0嘉悦大
粘りのレシーブから練習してきたコンビを活かした攻撃で相手を翻弄し、終始点差を広げる試合運びができました。11戦と長かった秋季リーグ戦でしたが、沢山の方が応援に駆け付けてくださったり、応援のメッセージをいただき、選手一同戦い抜くことができました。本当にありがとうございました。残すは全日本インカレとなりますが、チームとして課題も残っているためそこを詰めていき、目標の優勝に向けて、日々の練習に励んでいきたいと思います。
<第1セット 25-16
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
18-11で山中→依田①、22-15で戻る。
ミスが続き、1-4とリードされてしまいましたが、山中のスパイクが連続で決まり10-8と逆転することができました。その後、サーブでも攻めて、そのままの勢いでセットを取りました。
<第2セット 25-19
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
17-9で山中→依田、20-12で戻る。20-13で野嶋→井上①、23-16で戻る。
序盤、本学の攻撃で相手のミスを誘って連続得点を取り、中盤でも花澤の攻めのサーブから相手を崩し、目黒の攻撃などで5連続得点を取りました。終盤、均衡した展開となりましたが突き放しました。
<第3セット 25-20
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
5-9で山中→依田、18-14で戻る。18-15で野嶋→井上、22-18で戻る。
出だし住田のサーブ、スパイクで得点を重ね5点リード。全体的にサーブ、ブロックが良く、リズムに乗ったゲームを展開できました。が、終盤相手の猛反撃に手を焼きながらも力の差を見せて逃げ切りました。(及川佑加主務の報告から)
その他の試合、東海大3-0国士館大、順天堂大3-1日本女子体育大、筑波大3-0日本体育大、東京女子体育大3-0日本大、松蔭大3-2大東文化大。
▽最終順位
①東海大 10勝1敗
➁青山学院大 9勝2敗(セット率2.333)
③日本女子体育大 9勝2敗(セット率2.143)
④順天堂大 9勝2敗(セット率2.077)
⑤筑波大 8勝3敗
⑥日本体育大 5勝6敗
⑦日本大 4勝7敗(セット率0.818)
⑧東京女子体育大 4勝7敗(セット率0.739)
➈嘉悦大 3勝8敗(セット率0.643)
⑩国士館大 3勝8敗(セット率0.519)
⑪松蔭大 2勝9敗
⑫大東文化大 0勝11敗
以上
流れを掴めずも、相手ミスのお陰
[女子]▽第10日(19日・青山学院大記念館)
本学(8-2)3(25-21、20-25、27-25、25-13)1国士館大(3-7)
本学の流れを掴むことができませんでしたが、なんとか相手のミスに助けられて勝ちきることができました。明日の最終戦は、自分達でエネルギーを作り出して出だしから本学のリズムでバレーを展開して勝ちきって秋季リーグを締めくくることができるようにしたいと思います。
<第1セット 25-21
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
17-14で2枚替え佐藤→及川④、宮下→花澤➁、21-19で2枚替え戻し、野嶋→井上①、24-21で井上→野嶋。
0-3からのスタートでしたが、相手のミスに助けられつつ連続得点を重ね、セットを取ることができました。
<第2セット 20-25
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
13-16で2枚替え佐藤→及川、宮下→花澤、16-22で2枚替え戻し。
序盤から本学のミスなどで連続得点を与えてしまいました。中盤でも、なかなか自分たちの流れを掴むことができず、15-22とリードを許してしまいました。終盤になって、宮下のスパイクから連続得点をとるものの追いつくことができずセットを落としてしまいました。
<第3セット 27-25
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
17-13で住田→依田①、20-18で依→住田、21-19で山中→井上、25-24で井上→山中。
本学のブロックが機能して、相手の攻撃を防ぐことができました。しかし、終盤で連携ミスやラリーが取り切れない場面があり、ジュースにもつれ込んだものの、最後は宮下のスパイクでセットを取りました。
<第4セット 25-13
スタメン=OH:目黒③-住田①、MB:野嶋④-山中➁、OP:宮下④、S:花澤➁、L:立石④。
22-11で山中→依田。
出だしから山中のブロックが連続で決まり流れを掴ことに成功します。サーブも走り出し、相手を崩してブロックでワンタッチをとると、佐藤のトスワークが冴えわたり自分たちのコンビが上手く組め相手を翻弄して勝利しました。(及川佑加主務の報告から)
その他の試合、日本女子体育大(9-1)3-1筑波大(7-3)、東海大(9-1)3-2松蔭大(1-9)、順天堂大(8-2)3-2日本大(5-5)、東京女子体育大(3-7)3-0日本体育大(5-5)、嘉悦大(3-7)3-2大東文化大(0-10)。㊟校名横カッコ内は通算成績。
以上