女子、順天堂に2-3
2023.04.17 更新
女子、順天堂に手痛い1敗 男子は4連勝
戦いは中盤へ すべてはここから
女子は1敗、男子は全勝で中盤戦へ。2023年度春季リーグ戦は4月15、16の両日、女子1部は青山学院大相模原キャンパス体育館で、男子2部は大東文化大体育館で続開。本学の男女が明暗を分けたのは16日。開幕4戦目で“急造セッター”もようやく落ち着いてきた男子は、明治学院大を3-0で下して4連勝をマークしました。2013年秋季以来の優勝をひそかに狙う女子は、順天堂大にまさかのフルセット負け。事もあろうに第5セットの終盤、右のエース、北林桃佳④を左足捻挫で欠くアクシデントに見舞われました。左のエース、高橋美鈴③も欠いての中盤戦。一層の奮起を期待しましょう。
<女 子>
岸川に注目 エース高橋の穴踏める
[女子1部]▽第3日(4月15日・青山学院大相模原キャンパス体育館)
本学(3勝)3(25-18、25-17、31-29)0日本大(3敗)
エドックポロ、岸川の頑張りで3連勝
本日の試合では、1、2セット目はサーブが走り、自分たちが有利な展開で試合を進めることができました。3セット目は、今大会で初めて終始相手を追う展開になりました。相手の長いコースに打つスパイクに対応できず、苦しい展開でしたが今大会好調が続いているエドックポロと、高橋(左足首捻挫)に変わりOPを努める岸川が頑張って得点を重ね、勝利に大きく貢献しました。(山田華子主務)
<第1セット 25-18
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L=伊藤②。
序盤、1-3から佐村のスパイクが決まると、エドックポロのスパイク、ブロックで得点を重ねてリードします。出だしに成功した本学は主導権を握り、15-9と引き離し、終盤では佐村のサーブが走り、4連続得点。最後は、北林がスパイクを決めてセットを取りました。
<第2セット 25-17
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L=伊藤②。24-16で守備固め、北林→永井①。
6-5からエドックポロのサーブで相手を崩し、5連続得点から流れを掴みます。中盤も青学ペースを崩すことなく、19-13からも3連続得点を取るなどして最後まで走り抜きました。
<第3セット 31-29
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L=伊藤②。14-16で2枚替え岸川→鉾久③、勝又主将→平③、17-20で戻す。
13-13から自分たちのミスや相手の攻撃に対応できず、13-16とリードされる展開になります。2枚替えの勝又主将と岸川がコートに戻ると、岸川、エドックポロを攻撃の軸にして20-20。その後も29-29とお互い譲らない展開が続きましたが、最後はエドックポロのスパイクで相手を振り切りました。(山田華子主務の報告から)
その他の試合、筑波大(3勝)3-0松蔭大(3敗)、東海大(2勝1敗)3-2桜美林大(3敗)、東京女子体育大(3勝)3-0日本女子体育大(1勝2敗)、日本体育大(2勝1敗)3-0国士館大(3敗)、順天堂大(2勝1敗)3-1嘉悦大(2勝1敗)。(注)校名横のカッコ内は今リーグ戦通算勝敗。
最終セット勝負所で北林が負傷退場
▽第4日(4月16日・青山学院大学相模原キャンパス体育館)
本学(3勝1敗)2(25-22、25-27、18-25、25-18、14-16)3順天堂大(3勝1敗)
勝負所でミス続き、今大会初の敗戦
本日の試合は、前年度王者の東海大にストレート勝利をおさめた順天堂大との対戦。本学は1セット目を25-22で取りましたが、その後セットを取られ、最終5セットまでもつれ込む拮抗した試合が続きました。お互い譲らない展開の中、痺れを切らしたのは本学。12-10で、エースの北林がスパイクの着地で足を負傷。急遽コートに立ったのは今大会初出場の鷲谷②。鷲谷がサーブで揺さぶるなど奮闘するものの、前衛陣のスパイクがブロックに遭い、連続ミスしてデュースの末、今大会初の敗戦を喫した。(山田華子主務)
<第1セット 25-22
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L伊藤②。
5-4からエドックポロがスパイクを決めると、北林や佐村がサーブで崩し、7連続得点でリード。中盤も18-9と青学のペースを崩すことなく引き離します。終盤、自分たちのミスから勢い乗れず、21-18と一気に詰められましたが、序盤の大幅リードに助けられ、そのまま逃げ切りました。
<第2セット 25-27
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L伊藤②。23-24で守備固め、谷島→永井①。
序盤、5-4でエドックポロのスパイクから流れを掴み、5連続得点でリードします。しかし、相手レフトのスパイクに屈して13‐13。勢いに乗る相手に本学も粘ってデユースに持ち込みましたが、最後はライトからのスパイクを拾えず、セットを落としました。
<第3セット 18-25
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L伊藤②。11-16で守備固め谷島→永井①、14-20で戻る。
出だしから相手に6連続ブレイクされ、1-8とリードされます。中盤、佐村やエドックポロのスパイクなどで3連続得点する場面もありましたが、なかなか流れを作ることができず15-20と苦しい展開。最後は相手のブロード攻撃でセットを落として、後がなくなりました。
<第4セット 25-18
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L伊藤②。24-18で守備固め北林→永井①。
序盤から岸川のスパイクや勝又主将のツーアタックなどが決まり6-3。中盤、谷島の速攻から3連続得点やエドックポロのブロックから3連続得点をマークして勢いに乗り、17-12とリードします。終盤も流れを渡さず、ブレイクポイントを連続で取り、最後は佐村のスパイクでフルセットに持ち込みました。
<第5セット 14-16
スタメン=OH北林④-佐村②、MBエドックポロ③-谷島③、OP岸川②、S勝又主将④、L伊藤②。10-8で左足首捻挫の北林に代わって鷲谷②。13-14で守備固め、谷島→永井①
行き成り3連続点を与えて1-4の展開になります。しかし、3-6で佐村や北林の攻撃などが決まって6-6と追いつくと、勝又のツーアタックから3連続得点して9–7。突き離したい本学。9-8でエース北林が決めて10-8としますが、スパイク直後、左足を捻挫して鷲谷(写真、向かって一番右)と交代。必死に踏ん張りますが12-10から自分達のミスで12-13と逆転されてしまいます。マッチポイントを握られながらも意地を見せる本学。デュースに持ち込みますが、相手レフトの攻撃により今リーグ初の敗戦を喫しました。(山田華子主務の報告から)
その他の試合、筑波大(4勝)3-0 日本女子体育大(1勝3敗)、日本体育大(2勝2敗)2-3 日本大(1勝3敗)、東海大(3勝1敗)3-1 松蔭大(4敗)、嘉悦大(3勝1敗)3-0 桜美林大(4敗)、東京女子体育大(4勝)3-0 国士館大(4敗)。(注)校名カッコ内は、今リーグ戦通算勝敗。
<男 子>
勝負はこれから 課題はセッターか
[男子2部]▽第3日(4月15日・大東文化大体育館)
本学(3勝)3(22-25、5-17、26-24、25-13)1立教大(3敗)
不安定なトスに苦しむも良く頑張った
立ち上がりは全員の動きが固く、トスも安定していなかったため、苦しい展開。それでも徐々にブロックでのポイントやサーブで崩していく場面も見られ、よく踏ん張りました。4セット目は、セッターを今野主将に、森口と間瀬をOHに配した布陣に変え、自分たちの攻撃が出来ていたと思います。(渡邉千夏マネジャ-)
<第1セット 22-25
スタメン=OH森口②-今野主将④、MB渡邉③-青山③、OP高宮②、S黒須④、L中峯③。
立ち上がりからトスが乱れ、スパイクを決めきれず、相手にリードを許してしまう。リバウンドや軟打で上手くかわすも、ネットタッチのミスや相手のサービスエースで流れに乗られ、10-13とリードを許す展開となる。渡邉のクイックや時間差攻撃で20-18と逆転するも、自分達の攻撃が出来ず、4連続点を与えて再逆転され、セットを落とす。
<第2セット 25-17
スタメン=OH森口②-今野主将④、MB渡邉③-青山③、OP高宮②、S黒須④、L中峯③。
第1セット同様、サイドへのトスが乱れスパイクが決めきれない。しかし、相手のサーブミスや連携ミスに助けられ、中盤までシーソーゲーム。15-16からの高宮、今野主将の連続ブロックポイントで流れを引き寄せて20-16と引き離すと、20-17から森口のサービスエースなどで再び連続5得点でセットオールとしました。
<第3セット 26-24
スタメン=OH森口②-今野主将④、MB渡邉③-青山③、OP高宮②、S黒須④、L中峯③。
9-4の出だしも、相手のレフトからの攻撃でブロックアウトを多く取られてしまい、中盤にかけて1点を争う展開に。21-22から森口のスパイクなどで24-22としたが、攻めきれず24-24。相手のサーブミスでセットポイントをもらうと、森口の相手ブロックを利用したスパイクで、このセットを取り切った。
<第4セット 25-13
スタメン=OH森口②-間瀬③、MB渡邉③-青山③、OP高宮②、S今野主将④、L中峯③。18-9でリリーフサーバーとして渡邉→寄本②。
セッターが今野主将に代わり、これまでのセットに比べてトスが安定していた。序盤からスパイクで打ち切れる場面が多くあり、高宮のサーブで相手を崩し、9連続得点で11-3と大きくリードした。中盤にかけてもブロックで相手の攻撃を限定し、スパイクで決め切ることができて、終始相手を圧倒した。(渡邉千夏マネジャーの報告から)
その他の試合、国際武道大(3勝)3(32-20、25-18、26-24)0山梨学院大(1勝2敗)、国士館大(3勝)3(21-25、25-20,25-21,25-21)1明治学院大(3敗)、大東文化大(3勝)3(28-26、23-25、25-23、21-25、17-15)2法政大(1勝2敗)、中央学院大(3勝)3(25-21、32-30、22-25、25-21)1山梨大(3敗)、亜細亜大(2勝1敗)3(25-17、25-17、25-17)0立正大(3敗)。(注)校名横のカッコ内は今リーグ戦通算勝敗。
10人全員バレー 青学らしさで勝ちに行く!
▽第4日(4月16日・大東文化大体育館)
本学(4勝)3(25-21、25-23、25-20)0明治学院大(4敗)
4戦目で落ち着き出て、トスも安定
4戦目ということもあってか、落ち着いてプレーができているように感じる。特に今日は黒須のトスも安定しており、多様な攻撃で個々が活躍していた。しかし、サーブミスや繋ぎの乱れなどで点を取られてしまっているので連携の確認やサーブに更に力を入れてこれからの試合に備えたい。(渡邉しほマネジャー)
<第1セット 25-21
スタメン=OH森口②-今野主将④、MB渡邉③-青山③、OP高宮②、S黒須④、L中峯③。
序盤は明治学院にリードを許してしまうが、今野の正確なサーブカットから森口の攻撃で得点を重ねた。渡邉、青山のミドル勢のブロックポイントも合わせて4点決まった。明治学院のミスも重なり、青学が流れを掴み、このセットをとった。
<第2セット 25-23
スタメン=OH森口②-今野主将④、MB渡邉③-青山③、OP高宮②、S黒須④、L中峯③。16-11で今野→間瀬③、18-13で渡邉→中村①。
安定したプレーで序盤に連続得点を重ね、相手を5点差で引き離す。しかし終盤、20-16で、こちらのミスから3連続点をとられてしまう。24-22まで追いつかれるが、焦ることなく落ち着いたプレーでセットを取りきった。
<第3セット 25-20
スタメン=OH高宮②-今野主将④、MB渡邉③-青山③、OP森口②、S黒須④、L中峯③。17-14で渡邉→中村①。
立ち上がりから中盤にかけてはシーソーゲームの展開だったが、渡邉のブロックや要所でのクイックで流れをつかむ。終盤では新1年生の中村のサービスポイントも決まるなど青学ペースのまま勝利した。しかし、このセットでのサーブミスは7本と課題も浮き彫りとなった。(渡邉しほマネジャ-の報告から)
その他の試合、国際武道大(4勝)3(25-18,25-12、25-2)0立教大(4敗)、国士館大(4勝)3(25-22、25-23、25-21)0法政大(2勝2敗)、大東文化大(4勝)3(25-13,25-13,25-22)0山梨大(4敗)、亜細亜大(3–1)3(21-25,25-23、25-15,26-24)1山梨学院大(4敗)
以上