開幕戦、男女の明暗くっきり
2024.09.08 更新
女子は連勝、男子は連敗スタート
2024年度秋季リーグ戦開幕
本学は女子が明、男子が暗の開幕戦となりました。関東大学バレーボール2024年度秋季リーグ戦は9月7、8日、男子2部は大東文化大東松山キャンパス体育館で、女子1部は青山学院大学記念館でそれぞれ開幕。男子は中央学院大、大東文化大と対戦しましたが、ともに0-3で敗れて目標の1部昇格へ厳しいスタートとなりました。一方、女子は2連勝。桜美林大、東海大といずれも本学より下位(春季リーグ戦)で、「勝って当然」と言えばそれまでですが、優勝を目標にする以上、上位校との対戦までは失セットを抑えて勝ち進みたいものです。男女とも第2週以降の戦いに注目しましょう。
持てる力出し切れずに初戦黒星
〔男子2部〕▽9月7日(大東文化大東松山キャンパス体育館)
本学(0-1)0(22-25,20-25、17-25)3中央学院大(1-0)
<第1セット 22-25
スタメン=スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
先制点は青学が取るも、立て続けにトスが合わず4連続失点でスタートを切った。高宮のバックアタックで得点を重ねるも、ブレイクできずに12-14。しかし、ここで連携ミスが2本続き12-17とされてしまう。タイムアウト明けに高宮のブロックポイントが生まれるも、終盤まで締まりのない展開が続き、セットを落とした。
<第2セット 20-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。16-21で守備固め渡邊→寄本③。
お互い得点を重ねる展開でスタートした。しかし、中峯のネットタッチでリズムが崩れて3連続失点を喫する。相手にサーブで責められる苦しい展開が続き、気づけば8-12と点差を離されてしまった。渡邉のクイック・森口のスパイクで食らいつくも15-21で終盤に入った。そこから高宮・森口のブロック、中村の時間差攻撃で20-22まで追いつくも、逆転できず2セット落とし後がなくなった。
<第3セット 17-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。
セット明け、立て続けに攻撃を拾われ5連続失点でスタートした。高宮・渡邉のスパイクで1点ずつ返していくも、流れに乗った相手の攻撃を拾えず8-16と大差を付けられて終盤に入った。中村のブロックポイントを最後に、終始何もできずに敗北した。(渡邉千夏主務の報告から)
丁寧に繋ぎ、スパイクを打ち切れば…
ミスにならない雑なプレーが目立ち、いい形で攻撃に繋げられずに負けた試合であった。一つ一つ丁寧につなぎ、スパイクを打ち切る形にできれば勝てる試合であったように思う。(渡邉千夏主務)
その他の試合、
東京学芸大(1-0)3-0平成国際大(0-1)、慶応義塾大(1-0)3-0国際武道大(0-1)、亜細亜大(1-0)3-0明治学院大(0-1)、山梨学院大(1-0)3-0立正大(0-1)、大東文化大(1-0)3-0立教大(0-1)。(注)校名横カッコ内は勝敗。
第3セットの粘りこそ本学の地力
▽9月8日(大東文化大東松山キャンパス体育館)
本学(0-2)0(19-25,14-25,30-32)3大東文化大(2-0)
<第1セット 19-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。10-14で守備固め渡邉→寄本③、13-20で戻す。
立ち上がりからミスが続き3連続失点。中村のスパイクで得点するものの相手の攻撃に押され4-10で本学1回目のタイムアウト。タイム明けは相手のミスが連続しブレイクを取るが、その後は相手にブレイクを取られる展開。相手のブッロクや攻撃を止めることができずセットを落とした。
<第2セット 14-25
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。9-13で守備固め渡邉→寄本、12-18で戻す。
序盤は渡邉のクイック中心に攻撃が決まりサイドアウトの展開。スタート時の3点差をなかなか取り返すことができず6-10で本学タイムアウト。1セット目から対応できず相手の高い攻撃力、ブロック、サーブに1セット目から対応できず、後がなくなってしまった。
<第3セット 30-32
スタメン=OH中村②-森口③、MB渡邉④-間瀬主将、OP高宮③、中峯④、L嶋末①。
立ち上がりOH中村の鋭いサーブで相手を崩し攻撃に繋げて3ブレイクして3–0。このリードを保ったまま序盤はスパイカー勢のコンビや高宮のブロック、森口のサービスエースが決まるなどして本学が10–6とリードする。中峯のサーブから中村のダイレクトが決まった12-7で大東文化大1回目のタイムアウト。タイム明けも点差を保つものの相手の攻撃に押されはじめ13-11で本学1回目のタイムアウト。タイム明けサイドアウトを取るが相手の高いブロックに攻撃を阻まれ連続失点。14-16で2回目のタイムアウトをとるが、その後も流れは変わらず14–18。終盤にかけ本学が粘りのあるプレーを見せて24–23とマッチポイントを先に取るものの決定打に欠け、30-30まで競った後、サイドに攻撃を決められ敗戦した。(渡邉しほマネージャーの報告から)
強い相手に踏ん張り見せてくれ
コート内での雰囲気の保ち方や苦しい状況からの脱出などが課題だと感じた。強い相手との試合が続くので、ここで踏ん張りを見せてほしい。(渡邉しほマネージャー)
その他の試合、
東京学芸大(2-0)3-0国際武道大(0-2)、慶応義塾大3-0明治学院大(0-2)、亜細亜大3-0立正大(0-2)、山梨学院大(2-0)3-0立教大(0-2)、中央学院大(2-0)3-0平成国際大(0-2)。(注)校名横カッコ内は勝敗。
以上
初先発出場の井上、合格点の働き
〔女子1部〕▽9月7日(青山学院大学記念館)
本学(1-0)3(25-15,25-22、25-19)0桜美林大(0-1)
<第1セット 25-15
スタメン=OHエドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-井上③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。19-14で守備固め谷島→岸川③。(注)OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ。
髙橋の巧みなフェイントで今リーグの1点目を取りました。その後はお互いに譲らない拮抗したゲーム展開となります。要所で谷島の速攻が決まるなどして、11-11までシーソーゲームとなりますが、佐村のスパイクポイントから髙橋の2本連続サービスエースで15-12。中盤には谷島主将の速攻や巧みなフェイントが決まり、18-13と点差を広げ、終盤、エドックポロのブロックポイント、相手のブロックを利用した攻撃で1セット目を取り切ります。
<第2セット 25-22
スタメン=OHエドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-井上③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。14-11で2枚替え髙橋→平根①、河本→土橋①、18-14で戻す。16-13で守備固め谷島→永井②。
エドックポロのスパイクで先制点を取りスタートします。序盤、相手のスパイクやブロックに苦戦しながらも、なんとか食らいつき6-8と粘ります。エドックポロや髙橋のスパイクが立て続けに決まり、9-9と追いつき、そこから相手のブロード攻撃などで応戦されますが、15-12と点差を付けたまま中盤へ。途中から2枚替えで出場した土橋の奮闘もあり、要所でブレイクポイントを取るなどして、17-13と点差をつけ終盤を迎えます。相手の速攻や軟打に苦しめられるシーンもありながら、伊藤を中心に粘りを見せてセットを連取しました。
<第3セット 25-19
スタメン=OHエドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-井上③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。20-17で守備固め谷島→永井②、24-19で戻す。
相手に2連続点を取られてのスタートも、井上のブロック、佐村の相手の隙をついたスパイクで応戦し7-7とお互いに粘る展開になります。中盤、相手に3連続点を与えて苦しめられますが、エドックポロの機動力を生かした攻撃や井上の速攻が決まり12-14とお互いに譲らない状況が続きます。髙橋のスパイクポイントから勢い付き、髙橋のサービスエース、それに応えるように谷島主将、佐村がスパイクを決めて5連続得点の17-15で終盤へ。エドックポロの攻撃がしっかり決まり、最後は今リーグ戦でスタメン初出場の井上のサービスエースで勝利しました。(小原梨乃の報告から)
手応えあった初戦ストレート勝ち
本日の試合は、秋季リーグ戦の初戦ということもあり、この夏、全員で積み重ねてきたものを発揮し
ようという想いをもって挑みました。結果として初戦からストレートで勝ち切ることができた点に関しては、手応えも掴めましたが、細かい部分での修正やこれから成長していきたい部分も明確になったと感じています。明日の試合に向けてさらに良い準備をして、「泥臭く相手を翻弄するバレー」を全員で体現していきたいと思います。(小原凜乃)
その他の試合、
筑波大(1-0)3-0明海大(0-1)、日本大(1-0)3-1嘉悦大(0-1)、日本体育大(1-0)3-1日本女子体育大(0-1)、東京女子体育大(1-0)3-2東海大(0-1)、順天堂大(1-0)3-1国士館大(0-1)。(注)校名横カッコ内は勝敗)
東海大に1セット落とすも快勝
▽9月8日(青山学院大学記念館)
本学(2-0)3(25-17,26-24,20-25,25-19)1東海大(0-2)
<第1セット 25-17
スタメン=OHエドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-井上③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。22-12で守備固め井上→岸川③。
エドックポロのスパイクで始まり、その後もチームとして連続得点を重ね、6-1と点差をつけます。中盤でも谷島主将、井上のミドル陣の攻撃やブロックポイントなどで自分たちの流れを掴み、17-6。終盤でも髙橋の連続サーブポイントなどで1セット目を取り切りました。
<第2セット 26-24
スタメン=エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-井上③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。19-19で守備固め井上→永井②、24-22で戻す。24-22で守備固め谷島→岸川③。
序盤、髙橋のスパイクが決まるものの、どちらも点を譲らず9-8とお互いに粘ります。中盤は佐村、エドックポロのスパイクが決まり、少しずつブレイクすることができ18-15とリード。終盤では相手に連続得点を許すなどしてデュースとなりましたが、谷島主将のスパイクでセットを連取しました。
<第3セット 20-25
スタメン=エドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-井上③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。11-15で2枚替え髙橋→平根①、河本→土橋①、14-21で戻す。13-17でセンター井上→奥山③。
1点ずつ取り合う序盤となりました。その後、相手に3連続ブレイクされ、3-6と離されてしまいます。エドックポロ、髙橋らのブロックを利用したパワフルなスパイク、相手の隙をつくフェイントでブレイクを重ねますが、相手にスパイク得点を量産され、中盤で11-15とリードを許します。踏ん張りどころですが、さらに自分達のミスが続き、終盤にかけて13-21と差が開きます。途中出場の奥山が、相手のスパイクをブロックするなどして応戦しますが、セットを落としてしまいました。
<第4セット 25-19
スタメン=OHエドックポロ④-佐村③、MB谷島主将④-奥山③、OP髙橋④、S河本①、L伊藤③。20-15で守備固め谷島→永井②。
序盤からお互い譲らない展開となっていましたが、自分達のミスや相手にバックアタックなどで3点ブレイクされ3-5。が、そこからエドックポロのブロックアウトや奥山の相手の穴を狙ったフェイントが決まるなど5点ブレイクして13-7とします。拮抗する場面もありましたが、河本のツーが決まったのをきっかけに勢い付き、相手がミスでブレイクポイントを重ねて23-15。最後は、髙橋の力強いスパイクが決まって試合を決めました。(髙橋美鈴、エドックポロかれんの報告から)
自分たちの型に拘らず、柔軟に
本日の試合は、開幕戦での反省点や手応えが活かされている場面もありましたが、自分達の型にハマったバレーをしてしまい、相手が対応しやすい形を作ってしまったことが課題として挙がりました。「泥臭く相手を翻弄するバレー」を掲げているからこそ、もっと自分達の幅を広げて強みを増やしていくことを課題にしていきたいと思います。(髙橋美鈴)
その他の試合、
筑波大(2-0)3-0嘉悦大(0-2)、日本大(2-0)3-1日本女子体育大(0-2)、日本体育大(2-0)3-1桜美林大(0-2)、東京女子体育大(2-0)3-1国士館大(0-2)、順天堂大(2-0)3-1明海大(0-2)。(注)校名横カッコ内は勝敗。
以上