休学してノルウェーで語学留学
2025.05.10 更新
チーム全員で留学する渡邉しほ主務(前列中央)と餞別の記念写真=5月10日、大東文化大東松山キャンパス体育館で=
1年間休学しノルウェーで語学留学
ホームステイでワーキングホリデー
渡邉しほ主務の決断
私は今、ノルウェーの首都オスロにいます。2025年5月12日から約10か月間、ノルウェーにはワーキングホリデーとして語学をはじめ広く世界を学ぶためにやってきました。学校の協定校制度ではないため、本学は1年間休学いたしました。
ノルウェーでの滞在中はオスロ市内でホームステイをしています。ドイツ人の家庭にステイしていて、夫婦と17歳の長男、13歳の次男、10歳の長女の5人家族です。今はまだ仕事にはついていませんが、生活が落ち着き次第、職探しを行おうと考えています。
ノルウェーのワーキングホリデー・ビザは3か月未満の就学しか認められていないため、大学や語学学校に行く予定は今のところありませんが、オスロ市内の図書館で無料のノルウェー語クラスが開講されているとのことなので、そこに通う予定です。今回は働くことによってノルウェー語、英語のスキルアップを目指しているので、早く職を見つけて次のステップに到達したいと思います。
ホームステイ先のベランダからの景色
建国記念日(5月17日)に沸く王宮(いずれも筆者撮影)
私は高校時代、AFS(高校生の交換留学を主な活動とした国際教育交流団体)から交換留学生として1年間、今回と同じくノルウェーに留学していました。しかし、悪しくもその年にコロナ禍となってしまい7ヶ月で帰国しなければいけなくなりました。留学生活に慣れ、これからという時のことでしたので、帰国してからもずっとモヤモヤした気持ちを抱えていました。
それから大学受験を経て青山学院へ入学。心のどこかで留学に行きたい気持ちはあったのですが、日々の生活や勉強に追われる日々を送り、部活にもやりがいを感じていたので半ば諦めていました。
3年生となり就活を少しずつ考え始めた時に、ずっと心残りだった留学に対する気持ちがどんどん膨らんでいきました。社会人になる前に一度自分の人生についてじっくりと考えたいと思ったこと、そして将来は海外と関わりのある仕事につきたいと思っていたのでこのタイミングで海外に行く決断を下しました。
ノルウェーを選んだ理由としては、前回、道半ばで帰国したため再チャレンジということと、ノルウェー語・英語を前回よりも極めたいと考えたからです。そして何より、ノルウェーという国に自分自身とても魅力を感じていることが大きいです。前回は学生として勉強が目的で渡航したため、今回は違うことがやりたいと思い「ワーキングホリデー制度」を利用し、就労ができるビザで渡航しております。2回目の海外生活になるため、前よりも多くのことを学び、吸収してさらにパワーアップできるよう頑張りたいです。(渡邉しほ=国際政治経済学部国際政治学科 4年、長崎・聖和女子高出)
◇ワーキング・ホリデー (Working Holiday)◇2国間の協定に基づいて、青年(18歳~25歳、26歳、29歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
以上