2025年東北学院定期戦
2025.06.07 更新
秋季リーグへの出直しスタートも
悔しい! 本学、1-3で敗れる
2025年度東北学院大定期戦男子は6月7日、仙台市内の東北学院大土樋キャンパス体育館で行われ、本学は1-3で敗れました。春季リーグ戦全敗で3部降格後初の対外試合。リーグ戦を通してセッターを務めてきた中村來太郎③についてはレシーブ、スパイクともに安定した実力を生かすために本来のOHに戻し、セッターには嶋末蓮②(身長172㌢、最高到達点300㌢)を起用する新布陣で挑みましたが、固まるにはもう少し時間が必要です。通算の対戦成績は不明。
女子は諸般の都合で実施せず
なお、女子は日程、費用の関係上、今年度は実施せず。
新セッター嶋末の初陣、秋季リーグ期待大
[男 子]▽6月7日(仙台・東北学院大土桶キャンパス体育館)
本学(関東2部12位)1(17-25、24-26、25-16、17-25)3東北学院大(東北1部4位)
<第1セット 17-25
スタメン OH森口主将④-寄本④、OH中村③-MB松本①、OP高宮④-S嶋末②、L安部④。
本学のサーブで試合開始。嶋末にとって定期戦とは言え初めてセッターで迎える公式試合だけに緊張は隠せなかった。他のメンバーにもフォローのゆとりは見られず、劣勢の中で”初陣セッター“は奮戦した。4連続ブレイクを許して11-18と大きく突き放されて迎えた後半、高宮の連続得点で13-18、森口の連続得点で15-19と点差を縮めるが,それ以降ブレイクできずにセットを落とした。
慣れないセッターに苦戦する嶋末の姿が多く見られたが、その中でよいトスがあがったときには確実にスパイカーが得点していけるよう決定率や対応力をあげる必要性を感じた。
<第2セット 24-26
スタメン=OH森口主将④-寄本④、OH中村③-MB松本①、OP高宮④―S嶋末②、L酒井①。
中盤、高宮のクイックや中村のスパイクで本学が3連続得点し16-19。その後サーブミスがあったものの中村のスパイク、ダイレクト、高宮のサービスエースで4連続得点し20-20に。取って取られて、24-24から相手にブレイクを許してセットを落とした。
前半に大きく突き放されたにも関わらず、後半相手にペースをつかませず立ちなおすことができた点はプレー面だけではなく精神面でも大きな収穫である。中村が攻撃に入ったことでサーブレシーブから安定感が増し、決定率も上がったが、終盤の粘り弱さにはまだ課題が残った。
気がかり、負傷退場のOH寄本
<第3セット 25-16
スタメン=OH森口主将④―寄本④、OH中村③―MB松本①、OP高宮④―S嶋末②、L安部④。
4-3で寄本→栗栖②。
松本のブロックが決まって4-2となったところで寄本がネット際で相手選手と接触して負傷し、代わって栗栖②が入る。以降、高宮の連続得点、松本のサービスエースで本学が5連続ブレイクした9-3で東北学院1回目のタイムアウト。明けも本学の勢いはとまらず、嶋末のツーアタックから相手のミスを誘って11-3まで点差を広げる。ネットタッチのミスで失点するが直後栗栖のサービスエースでサイドアウトをとって12-5。後半は中村の攻撃を中心に点を重ねる。24-12以降相手にブレイクされるが、森口のスパイクが決まってセットを取った。
序盤からメンバー交代があったが、残りのスタメンの攻撃がはまり完全に青学のペースで試合を展開できた。また、栗栖のサーブを中心にサーブで相手を乱す場面が多く、サーブの精度向上だけではなく、相手にサーブミスが出始めたときこそサーブで攻められるよう精神力も高めていきたいと感じた
<第4セット 17-25
スタメン=OH森口主将④-栗栖②、OH中村③-MB松本①、OP高宮④-S嶋末②、L酒井①。
6-5まで点の取り合いが続くが、ここで相手に3連続点を許して6-8。森口主将のスパイクでサイドアウトを取るが、再びブレイクを許して8-12まで点差を広げられる。その後は森口主将を中心に立て直しを図るが、相手のクイック攻撃に翻弄されて11-18。終盤は中村の攻撃が決まるがなかなかブレイクには持ち込めずに敗戦した。
最終セットは春季リーグ戦や入れ替え戦と同様に、スタミナ切れや集中力が切れ始めたのを感じる試合展開だった。長く続いたラリーを取り切れないことや後半ブレイクが減ってしまうことは大きな課題である。(藤田志央主務の報告から)
嶋末のトスワーク・中村の攻撃力、楽しみ
「嶋末がセッターを務める初めての試合で、挑戦という言葉がふさわしい試合となった。また、寄本の負傷というハプニングもあり、思うように試合展開できない場面も多く見られたが、その中で全日本インカレ以来のOHでの出場となった中村の攻撃がチームの要になっていた。しかし、やはり大きなブレイクを許してしまう弱点は変わらず、点差を縮められないまま終わる展開が多かった。また、相手のクイック攻撃に翻弄される場面が多いのに対し、青学はMBがあまり機能していないことは課題である。新たなポジションでの再スタートは厳しい結果に終わったが、嶋末のトスワークと中村の攻撃力でチームを勢いづけてほしい」(藤田志央主務)
以上