悔し、2回戦敗退
2025.12.03 更新
今年1年の象徴か、本学女子2回戦で敗退
2025年度全日本バレーボール大学選手権
昨年度準優勝の本学女子が2回戦で姿を消しました。男子78回、女子72回の秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会は12月2日、大田区総合体育館、所沢市民体育館など首都圏4会場で全国各学連から選抜の男女各46チームが参加して開幕。本学女子は1回戦で北翔大(北海道学連1部)を3-0で下しましたが、2回戦で中京大(東海学連1部)にフルセットの末敗れ、2025年度の対外活動を終えました。今年1年、春季リーグ戦6位、関東インカレ8位、秋季リーグ戦10位と不本意な成績に終始した本学女子。来年度の巻き返しを期待しましょう。決勝戦は7日、大田区総合体育館で行われ、優勝は男子が早稲田大で2年ぶり11度目で全6試合失セット0、女子は東京女子体育大が55年ぶり2度目の栄冠です。なお、3部の本学男子には全日本インカレへの出場権はありませんでした。
◇決勝戦(12月7日・大田区総合体育館)
▽男子
早稲田大(関東1部)3(25-20,25-18,25-20)0国士舘大(関東1部)
▽女子
東京女子体育大(関東1部)3(23-25,25-19,25-19,25-17)1鹿屋体育大(九州1
部)
さあ! 行くぞ‼ 闘争心高める試合前
初戦は無難に乗り切ったのだが…
▽1回戦(12月2日・所沢記念体育館)
本学3(27-25,25-13,25-18)0北翔大(北海道1部)
<第1セット 27-25
スタメン=OH西澤③-佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。18-17で久米→岸川④、21-23で守備固め奥山→永井③。
序盤、佐村主将と奥山の相手の穴を突く攻撃が決まり4連続得点を奪い8-6とリードします。中盤、連続得点を奪えず、18-21で終盤へ。拮抗した展開が続き21-24と相手にマッチポイントを握られますが、デュースに持ち込み。最後は佐村のキレのあるスパイクが決まりセット取りました。
<第2セット 25-13
スタメン=OH西澤③-佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。16-12で守備固め久米→岸川④。
西澤のサーブから相手のミスを誘い、4-1とします。11-9から中田の速攻やブロックが決まり、14-10とリードを保ったまま終盤を迎えます。相手に流れを渡すことなく、佐村主将のサーブポイントや久米の前後を揺さぶる攻撃で8連続得点し、2セット連取しました。
<第3セット 25-18
スタメン=OH西澤③-佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。13-11で久米→岸川④。18-13で守備固め奥山→永井③。23-14で西澤→鷲谷④。
お互いの攻防が続7-7と拮抗した展開となります。河本のスパイカーを活かす巧みなトスワークにより、17-12とリード。終盤、レシーバーとして起用された永井のサーブが走り、一気に6連続得点を奪います。最後は中田の速攻で勝ち切りました。(藤森こころ主務の報告から)
守備固めに入った永井のサーブ
プレーの精度を上げないと次戦は危ない
藤森こころ主務「1セット目、自分たちの流れを掴むことができずに、デュースに持ち込む形ではありましたが、取り切ることができました。2、3セット目は、相手のミスもありましたが、サーブの揺さぶりで相手を崩し、ブレイクを重ねることができました。それでも、相手は何もしていないのに、自分達から崩れてしまう場面が多くありました。なんでもないボールを落としてしまうなど、精度を上げなければいけない部分が多くありました。本日のような試合をしていたら明日の試合は勝てないと思うので、気持ちを切り替えて、やるべきことを一人一人が全うし、勝ち続けられるように頑張ります。このチームでできる最後の大会、全力を出し切ります」
情けない2セット先取しながら逆転負け
▽2回戦(12月3日・所沢記念体育館)
本学2(25-19、25-15、24-26、19-25、13-15)3中京大(東海1部)
<第1セット 25-19
スタメン=OH西澤③―佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。22-14で守備固め奥山→永井③。
相手ミドルの移動攻撃に対応できず9-9まで拮抗します。奥山の高さとスピードを生かした速攻から、相手のリズムを崩し4連続得点で16-11と離します。その後、佐村主将のサーブと奥山のブロックで相手の攻撃を阻み、更に5連続得点で21-12と追い込みます。最後は中田の鋭い速攻でセットを取りました。
<第2セット 25-15
スタメン=OH西澤③-佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。15-13で守備固め久米→岸川④。18-14で河本→木下②、23-15で戻す。24-15で守備固め奥山→永井③。
西澤のサービスエースが連続で決まり、4-0でスタート。佐村主将の相手の隙をつく攻撃で流れを引き寄せ17-13とリードを広げたまま終盤を迎えます。18-14から途中交代で入った木下がブロックやスパイクで活躍を見せ、6点連続得点で2セット連取しました。
粘りを見せるリベロの伊藤
<第3セット 24-26
スタメン=OH西澤③-佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。17-14で守備固め奥山→永井③、21-20で戻す。23-21で守備固め久米→岸川④。24-24で河本→木下②。
序盤は8-8とシーソーゲーム。中盤、久米のブロックを利用したスパイクや佐村のサーブポイントなどで連続得点する場面もありましたが、自ミスが出てしまい19-19で終盤に入ります。勝負どころで奥山のブロックポイントなどがありましたが、最後まで相手の勢いを止めることができずにデュースの末セットを落としました。
タイムの合間に矢野監督からアドバイスを受ける佐村主将
<第4セット 19-25
スタメン=OH西澤③-佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。9-11で中田→木原④、15-20で戻す。11-13で久米→岸川④。17-24で守備固め西澤→永井③。
出だしから中田や奥山の速攻や佐村のキレのあるスパイクが決まりますが、なかなか連続得点を奪えず、6-6と拮抗します。中盤、佐村のブロックポイントや西澤の高さを活かした攻撃で喰らいつきますが、相手のブロックを利用した攻撃に対応できず15-20で終盤を迎えます。途中交替の岸川や永井の活躍もあって追い上げますが、逆転できず、フルセットに持ち込まれました。
<第5セット 13-15
スタメン=OH西澤③-佐村主将④、MB奥山④-中田③、OP久米①-S河本②、L伊藤④。6-5で守備固め奥山→永井③、12-13で戻す。
佐村主将のブロック利用したスパイクで得点を重ねますが、相手レフトの攻撃を守りきれず、5-5と拮抗した場面が続きます。その後も西澤の力強いスパイクで応戦し、11-10とリードするも、自ミスが続き連続失点を許してしまいます。終盤は佐村主将や奥山のキレのあるスパイクで得点しますが、3回戦進出はなりませんでした。(藤森こころ主務の報告から)
第3セットの攻防がこの試合を決めるとは
藤森こころ主務「1,2セットは立ち上がりから攻守で粘りを見せ、自分たちのバレーを展開することができました。しかし、流れを変えた3セットは相手のサーブに押され、徐々に自分たちの良さを発揮できなくなり、苦しい展開へ。それでも終盤には、自分たちらしさを取り戻し、決められたら決め返すという死闘となりましたが、最後は相手の攻撃を守り切ることができずにセットを落とすとフルセットに持ち込まれ、悔しい結果になりました。
この1年間は、思うようにいかないことの方が多く、今日の試合にはこれまで積み重ねてきたすべてが表れていたと感じています。今日の敗戦をチーム全員でしっかりと受け止め、必ず今後に活かしていきたいと思います。最後になりますが、ここまで私たちが成長することができたのは、いつも見守り、支えてくださった先輩方のおかげです。1年生の頃から変わらず気にかけてくださり、温かい応援をいただき、本当にありがとうございました。今後とも、青山学院大学女子バレーボール部への応援をよろしくお願いいたします」
以上








